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独りより二人。  作者: 城帽子
7/8

YUMI握手会

本社の人: 雑誌の合同企画、間も無く由美の登場です。


由美:ジャーン! あら、少ないわね、


真:こんなもんじゃないですか?


本社の人:どうぞー


由美:本日はありがとうごさいます。


真:変な喋り方


由美:うるさいわね、こういう売り方なの!文句は事務所に言って。


本社の人:では、これから、当雑誌をお買い上げ下さった皆様に感謝の意味を込めて、

ささやかながら専属モデルのYUMIの握手会を開催をさせていただきたいと思います。


由美:何人位居るの?


真:みたところ3.40人って所じゃないですかね?


由美:それじゃ、早く終わりそうね。


本社の人:ゲートオープン!では、こちらからお一人ずつ通ってくださいね。 では、始めます。


ファンA:がんばってくださいね、


ファンB:応援してます。


ファンC:一目ですごい新人だとわかりました。


由美:ありがとう。


真:もっと気の利いたこと言わなくていいんですか?


由美:何よ!じや、君が考えてよ。


真:ようこそ私の世界へ!みたいな。


由美:何そのセリフ。どこから持って来たの?


真:えーっと、愛想笑いしてればいいと思いますよ。


由美:事務所からはクールキャラを通せって言われてるの。


真:そうなんですかー。


由美:さーて、そろそろ終わりかなー。


本社の人:次入れますね。


由美:え?まだあるの?


本社の人:まだ居ますよー、でも、はけるまでそんなに時間かからないとおもいますよ。 割とうれてるんですよ、この辺りではね。


由美:あら、そう?ふぅ。でもちょっと疲れたわね。小休憩くらいもらえるわよね?


本社の人:もちろんです。それじゃ、ここで一旦休憩挟みますね。また、15分後に再開します。


由美:ほら、何してるの、エスコート!手出して!


真:はい!


由美:では、ちょっと休ませてね。ニコッ。


ファンA:キツイ性格かと思ったら、なんか普通ね。


ファンB: ちょっとがっかりかなー。


ファンC:ポスターと全然違うね。


真:なんか、もっときつめの性格の方がいいみたいな反応ですよ。どうします?


由美:マネージャーに聞くわ。電話!


真:かけたらいいんじゃないですか?


由美:電話!出して!


真:え、僕が? 早く!


店長:エスコートさん、頼むよ。


真:店長までー。


由美:5.4.3.2 (カウントダウン)


真:カウントゼロまでやってみようか?


由美:またチューするわよ!


真:はい!電話お待ちー!


由美:ちぇっ!早くかしてー えっと、マネージャーっと。


マネージャー:もしもし。 あらどうしたの?迷子にでもなった?


由美:そんなわけないでしょ?


マネージャー:あら、そう?えらいわねー、一人で行けたのね。


由美:当たり前じゃないの!それより、なんか私、えらくキツイ印象らしいけど、そういうイメージでいいの?


マネージャー:貴女は高飛車タイプなのよ、それでね、今そっちに向かってるところ。もうすぐ着くはずだから、現場で話しましょう。


由美:分かったわ。 そんじゃねー、チャオー。


近くにきてるからもうすぐ来るんだって。



そして、あのマネージャーが、とうとう、ここへ来る!



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