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大好きな彼の背中  作者: 宵賀
番外編:現実はハッピーエンドにはならない
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第4話:整理結果


 グッと我慢してメールを送ってみた。やはり、私には風李との決着をつけるべきであった。

 懐かしき思い出を振り返って、過去に交わした約束は破棄をする方向でよいのか?という事。この言葉の意味は、私にとってもしかしたら将来性を決めるものなのかもしれないと思うから。

 20になったら恋愛対象とされるのは…?

 他と付き合う際には手をつなぐだけしかだめなの…?

 などなど。


 心の中では既に決着が着いているのだが、私は納得する答えが欲しかった。

 風李からの言葉で、自分を落ち着かせたい。



 私は、今まで彼の何ひとつ、知る事ができなかった。「俺は自分より頭のいい人が考えてる事が分からない。実穂は俺のことを分からないんだよ」なんて、頭を突かれて言われた時のことをふと思い出す。

 風李が私よりも頭がいいのは、そんなの市でトップの高校に通っている生徒だから、そんなのは知っている。だけれども、1人の人間として、自分の元カレとして何ひとつも知ることができなかった。

 いつもいつも自分優先。駄々をこねて相手を従わせて……よく、こんな自分を彼女としてくれたのだと、思う。


 これはあくまでも私の考えのだが……。

 私も風李も一途だったのかも知れないということ。付き合っていなくとも、お互いの事が忘れられなかったり考えてしまったりと、色々あったのだろう。

 皐月山 実穂という私は、風李 笠也という1人の男性に、自分の全てを見せた。だからこそ、惹いて惹かれあった……みたいな推測。


 でも、その推測はよく分からないままで、決着がついた。

 気持ちの整理をした成果もあって、風李が言う言葉に心傷つかない。


――興味ない


 性に対する約束は?と、問えばそう答えられ。

 俺から去って行く女はどんな過去があったっていらないんでしょ?と聞いてみれば


――うん。そうなったら関わりたくない


 と言われる。私は今ここで話し合いたいと思った。ドラマみたいに喫茶店で話し合ってスッキリしたいと。

 私はそんな情景を頭に浮かべつつ、徐々に風李を追い込む……。私は性格が変わったみたいだなぁっとも思った。

 関わりたくない…んじゃなくて、関われないの間違いだ。と思ったことを聞いてみた。


――しらん


 ついに逃げた。

 私は心で風李という人に対しての全てが消えた。と言うよりも消した。脳内で着々と進められていた抹消作業は今終止符を打った。

 じゃあ、うちは幸せでした。と、白黒のメールを送って、電話もメールも出来ないようにとためらいもなく削除をした。

 もう、私も風李も、別人なのだ。他人で……。









 私はいつも思っていた。

 どうして自分だけがこんなに苦しい想いをしなくてはいけないのか…と。

 でも、その苦しい想いはもうしなくなったのだと思うと方の荷が下りた。


 風李がいた形跡がない、自分の携帯を見て、ポツポツと涙が浮かんではそこに落ちた。

 いなくなってしまったことと、過去には絶対に戻れない想い、色々な感情が入り交ざって私は苦しもがく。


 時間が経てば、こんなに辛い想いをした当時の事は忘れてしまうかもしれないけれども、風李との一生忘れるとこがないだろうし、想い続ける事だってきっと可能だ。

 でも、想い続けることは私にとっては辛く厳しい事…。

 だから、決着をつけた。


 さようなら……。


 END

●まだ、書きたいことが山ほどあります…でも、やめました。皆様、読んでくれてありがとうございます。私の恋模様はいかがでしたか?何か、感じることがあったでしょうか?


●8月5日に大会があってそこで佐々木役、風李役の方たちと再会します。きっと、その場には恋愛感情もないただの“友達”だけかと……。


●あっという間にひとつの小説が終ってしまいました。少し早かったですね。著者の私でもそう感じます。まだ続き書きたいですが、私が保たなくなりそうなので、お控えさせてください。


●コメントなど、お待ちしております。ありがとうございました。

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