第一部 第一章 旅立ちの日
・この小説には流血シーンや戦闘シーンがあります。
苦手な方は『戻る』をクリックしてください。
・初心者の書く小説です。
温かく見守っていただければ幸いです。
・感想、たくさん待っております。
・この小説は第一部から第三部まであります。
一部毎に主人公が違い、昔編、現在編、未来編というふうに
なっています。
「ねえ!!お母さん!お父さん!目を開けてよ!ねえ!!」
周りは一面火の海。
まだ幼い少年の横には、二人、人間が倒れており、
少年は一生懸命にその二人をさすっていた。
しかし、それはもはや人間とは呼べなかった。
真っ黒に焦げた体から、灰が空中へ舞っていく。
肌色の部分など、これっぽっちも無い。
その光景は見るに耐えなかった。
幼い少年は、この光景はまだ見てはいけない。
それほど、悲惨な光景だった。
「うわああああああああああ!!」
そこで、目が覚めた。
カーテンの隙間からやわらかな朝日が射し込んでくる。
上半身だけベットから起こし、下を寝ぼけた目で見つめる。
「また、あの夢……」
しばらくそのままだったが、足にかかっている毛布をはらいのけ、ベットの下においてあるスリッパを履いて、リビングに向かう。
「おはよう。シャエル」
リビングのドアを開けた音が聞こえたのか、フライパンから目を逸らさず、キッチンの女性が言う。
明らかに40を越えていた。
「おはよう、メビイおばさん」
もちろん、『おばさん』と付けるのには訳がある。
リビングに立っている女性は、シャエルの養母だ。
シャエルの両親は、シャエルが幼い頃に、殺された。