ワイウイ18について
本当は、3代目翳りの女帝・イリヨナと、花の十兄妹、末弟、ミモザの精霊・アシュデルの恋物語になるはずでした。
それは後の物語に持ち越しになりましたね。
名前だけ16にチラッと出てきた牡丹の精霊・ペオニサが、今作のゲスト主人公となりました。ヒロインは、たぶんインファですね!イリヨナじゃないんかい!
ペオニサは、インファの容姿が異常なまでに好きな、官能小説家です。
彼の歪みは、父、花の王・ジュールのせいなのですが、本人はいたって元気です。
本当は戦う力が申し分なくあるのですが、風の城唯一の非戦闘員として一家に加わりました。
実は、風一家に加わるはずではありませんでした。しかし、このまま行くとペオニサは、リフラクの相棒である姉のチェリリとも争わなくてはならない未来しか見えず、やむなく救済。ジュールの失態とはいえ、子供達には罪はありませんしね。これ以上は、作者も耐えられませんしね!
風の王夫妻の第3子・イリヨナと養子の次男・レイシとの確執。一応決着ということになっていますが、レイシ……徐々に危ういですね。
この子は、ワイウイ13、14でもやらかしてます。花の魔女・シェレラを最後まで受け入れる事ができませんでした。父・リティルの理想と彼の心は乖離を始めています。
そして今回のイリヨナちゃんです。産まれてきた子に罪はない。それにつきますが、レイシはイリヨナを受け入れられません。ラスの頑張りでカルシエーナ、ケルゥと共に城に戻りますが、さてはて。
非戦闘員のペオニサにも敵わないとなると、存在意義が……って、ペオニサは普通じゃないですけどね!
至近距離からのインファの風を防ぎきる、滅茶苦茶強い非戦闘員ですし。書きませんでしたが、あれには背後でリティルもビックリでした!
雷帝・インファの寵愛――じゃなかった、友情で、風の仕事には基本関わりません。ので、後の作品での出番は少ないと思われます。ゾナ先生同様、応接間にほぼいる設定なんですけどね。背景にはいるけど、発言しないので、小説ではいないも同然という立ち位置ですかね?
にしても、セリア!いいんかい!つられて乗っちゃうインファもインファですけど!
あの人、ノリいいんですよね!堅物に見えますけど!
いつも脇役のラスが活躍してくれましたね。彼の男娼発言には、私もビックリです!
妻のエーリュちゃんと共に影者なので、普段はホントに影薄いですね。風四天王、血縁3人組が、まあ主役なので仕方ないですが。
次回はペオニサとリティルが組んで、懐かしのグロウタース・双子の風鳥島に潜入します。
アシュデルとの望まない遭遇をする予定です。