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機械仕掛けの人形と少女の探検記 作者:ねこぬみ
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街へ

 翌日私たちは、トト村を出発した。
 今日もよく晴れて、空が澄みきっている。

「いい天気だね」
「そうですね。マスター」

 いつも通りに、リフィーにナビゲーションしてもらう。

「一番近くの街って何?」
「フィントですね。それなりに大きい街のようです。2日程あれば着くと思います」
「ってことは野宿か。わかったよ。それじゃフィントへレッツゴー」

 今更ながら私とリフィーの格好を説明しとく。リフィーはメイド服を着ており、ロングソードを提げていて、背中にはリュックを背負っている。一方で私は白のブラウスとベージュのスカートを着ている。ただし、虫とかいるので生足は無理なので、中にズボンを履いている。ちなみに、なんでリフィーがメイド服なのかって?私の趣味に決まってるだろー。

 しばらく歩いていると2匹の狼が襲ってきたので、リフィーがさくさく仕留める。

「さすがリフィー」
「ありがとうございます。マスター」

 その後は特に何も起きずに、たまに休みながら歩いて、夜になった。
 キャンプのための用意をすることにする。

「そっち持って」
「はい。マスター」

 リフィーと共にテントを組み上げる。
 ものの数分でテントができた。

 次に、道の途中で拾ってきた木の枝で焚き火を作る。
 そうしてできた焚き火をリフィーと囲む。

「お疲れ様」
「私は機械なので疲れることはありませんよ」
「これは慣用句みたいなものだから」
「そうなんですね。失礼しました」

 そんな少しずれた会話をしながら夕飯を食べる。

 夕飯といっても、干し肉とパンなんだけどね。干し肉って硬いけど、たまにはこういう食事もいいな。

 リフィーが焚き火で沸かしたお湯でお茶を淹れてくれた。それを飲みながらもそもそと食べる。

「マスター、おいしいですか?」
「微妙だけど、たまにはこういうのもいいかな」
「そうですか。材料があれば料理を作るのですが」
「材料買い溜めても邪魔になるだけだし、日持ちしないからね。保冷の機械でも作ろうかな」
「それはいい考えだと思いますよ」
「ありがと。フィントに着いたら作ってみるよ」

 しばらくリフィーと話していたが、眠くなったので私はテントで寝ることにした。見張りはリフィーが夜通しやってくれるので、安心して眠ることができる。

「リフィー、おやすみ」
「はい。おやすみなさいませ。マスター」

 目を閉じて眠りにつく。



 そして、翌日。

「おはよう、リフィー」
「おはようございます、マスター」

 朝食を食べた後に、テントを片付けて出発する。
 そして、お昼に差し掛かったところで、フィントの街が見えてきた。

「おおー。あれがフィイト?」
「はい。フィントはレオルド王国、主要都市の一つ。人口は3000人程度。交易が活発。歴史ある街並みが残っているので観光地としても有名のようです」
「観光できるんだね。見て回りたいね」
「そうですね。マスター」

 そして私たちはフィントの街の入り口まで来た。

 見ると門まで長い行列ができていた。

「なんか並んでるんだけど」
「恐らくは検問のためでしょう。並びましょうか」
「そうだね」

 私たちは最後尾に並ぶ。
 並んで待っていると、前に並んでいた男の人から声をかけられた。

「お嬢ちゃんたちは2人だけかい」

 見ると若い筋骨隆々ないかにも冒険者然とした人だった。

「はい、そうですよ」
「ほう。なかなかやるもんだな」

 時間もあったのでお互いに自己紹介する。彼の名前は、グレック。見た目の通り冒険者だった。
 そして近くにいた2人はパーティーメンバーであるとのこと。

「ミリアよ」
「ケイトだ」

 グレッグは剣士、ミリアは魔術師、ケイトは弓師らしい。

 私たちの紹介も終わると、グレッグが話し出す。

「なるほど。納得がいった。リフィーの嬢ちゃんはどうみても剣を振るえるようには見えなかったもんでな」

 リフィーが尋ねる。

「どこで気づかれましたか?」
「骨格とか身体の作りが華奢すぎるというか、不自然な感じがしたんだよ」
「なるほど。よく見てらっしゃいますね」
「まあ、伊達に剣士やってねえよ」

 彼ら3人と話し込んでいると、列は進み、フィントの街に入ることができた。

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