表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

遺書

無知、無視、孤独嘆願

作者: 014の悲劇

『一番怖い生き物って、何なのかな?


 私はさ、怖いんだ。他人が、人が。


 みんながみんなに嘘をつく。


 評価のためだったり、思いやりだったり、敵意だったり、理由はいくらでもあるよね。


 どれが本当か、分からないんだ。


 あの子の笑顔は真実?彼の声は本物?


 ね?分からないでしょ?


 先生のお話は本心の言葉じゃないかもしれない。ご立派な台詞でそれっぽく飾っているでしょ?


 なんか、ある意味感心するよね、誰一人真面目に聞きやしないのにさ。


 欺いて、騙した気になって、騙されたって思い込んで。


 私は、そんな人間が一番怖い。


 ねぇ、誰か、教えてよ。


 何でもいいから、本当の事。


 そう思っても、誰も教えてくれない。


 分かんないな。


 結局、分からなかったな。


 もうすぐ零時だ。


 嘘だらけの世界にバイバイしなくちゃ。


 ・・・誰も私の死に様なんか見てくれないんだろうな。


 さよなら、私じゃない誰か。


 神様、そっちに行ったら、何か一つ教えてください』













































「だったら一つ、教えてやるよ。少なくとも、お前のその思いだけは、嘘じゃあない筈だぜ?」


 〜fin〜

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ