ぐるぐるにゃー!
銀色に輝く雪の朝。
「ネコって、毎日なにしてるんだろう?」
ぼくは、近所のクロネコのあとをこっそりつけてみた。
ネコは庭で、しっぽをぐるぐる追いかける。
「……何しているんだろう」
ぼくもぐるぐる回って、目がまわって――ドサッ!雪にダイブ。
塀の上で堂々と歩いていると思ったら、急にくるっと逆戻り。
「えっ?なんで戻っちゃうの?」
ぼくはあわててついていって――ズルッ!足をすべらせた。
公園では、落ち葉の山にぐるぐるダイブ!
ぼくがのぞきこむと、ネコが落ち葉をぶわっと飛ばしてきた。
へっくしょん! ぼくはくしゃみが止まらない。
「ネコは遊んでいるのかな?」
川辺では、氷の上をぴょんぴょん。
ぼくもまねして――すべっておしりをドン!
ネコはふりかえって「にゃー!」
まるで笑ってるみたいだった。
庭、公園、川――
「これって……もしかして、パトロール?」
夕暮れ、雪が街灯に照らされて、きらきら舞う。
ぼくは、ぜえぜえ息を切らしながら見上げた。
屋根の上には、町を見つめるネコ。
「ネコって、気まぐれで遊んでるだけに見えるけど…… ほんとは町のパトロールしてるのかも! すっごく忙しいのかも!」
そう思ったそのとき――
ネコは大あくび。
それから、のそのそ立ち上がって、しっぽをぐるぐる追いかけはじめた。
くるくる、くるくる、屋根の上でひとり遊び。
そして、くるっと丸まって、すやすや。
――やっぱり、気まぐれだった!




