15 鉱山の亡霊
ロマカピタルから、北の鉱山がある場所まで馬で五日。
鉱山があるノルテ領に着いた。
ノルテ領までの道のりはずっと上り坂だったが、馬のお陰か苦にならない旅だった。
鉱山が有る山脈は、ロマゴ国の同盟国であるマヨール国と戦争をした国、”ノルディゴ”との国境にもなっている。
――ノルテ領の神殿に挨拶をしにいくか。
他領の鉱山に勝手に入るのは憚れる。
神殿の管理者から領主に口添えしてもらえば問題ないだろう。
ここの領はロマゴ国の北に位置する領だ。
ブルホ市国とも近いので、神官魔導師は常駐はしていないとマルテは言っていた。
馬を進め領都に入り、神殿のある区域までゆっくり進んだ。
目の前に建つ神殿は、大きいけれども古ぼけていた。
門に近づき「自分は、ロマカピタルの錬金魔導師。ノルテ神殿管理者に御願いがあって来た」と門番へ伝えると直ぐに中に通された。
挨拶に答えてくれたのは、ここの管理をしている六十代の魔導師だった。
彼はロス戦闘魔導師で、ここに配属されて五年になるという。
もうすぐ交代の時期になると話してくれた。
「良くおいでなさった。さあさ、王都はどのような具合か聞かせてくだされ」
「はい、王都は十数年前から変わりないようです。ですが王都の神殿は改装して綺麗になりました」
「ほほう、そうですか。確か新しい魔道具の売れ行きが良いと話には聞いておりました。来年はノルテ神殿の改築も出来そうですな」
ここの祭壇にも魔水晶が祀られている。何時も大神殿でしていたように祈りと魔力を捧げ、一晩ここにやっかいになることにした。
ここにはロス魔導師の他、戦闘魔法兵が三十人いた。
その他にも孤児が五十人ほどいる。
ここも孤児が神殿に連れてこられる事が多いということだった。
「女の子の孤児はいませんね。王都でもそうでしたが、何か理由があるのですか?」
日頃疑問に思っていたことを、つい質問してしまう。
たった三歳で売られ、その後はブルホの中で育ったまだ年若いルシオ。
ルス魔導師は、目尻にしわを寄せ、ルシオの世間知らずを攻めずに優しく教えてくれた。
彼の話によると、女の子にはまた別の孤児院があるという。
そこは治癒院も兼ねていて、女性の治癒師や薬師も育てているそうだ。
ノルテ領が資金を出して運営している。
ルシオは初めて知ったが、他領でも同じだそうだ。
「王都にも治癒院はありますぞ。王領が資金を出しています。ルシオ魔道師はまだ就任間もないのだから、知らないのはしかたがないことです」
王都の神殿には資金は出ないとマルテは言っていた。
王は、神殿を特別忌避しているのか。
――女性の治癒師の教育は魔導師と同じなのだろうか。ブルホの女性版なのか?
治癒は光の属性だ。光魔法は高度な魔法のはずだ。
魔導師にならなければ教えて貰えないものなのだが、女性の場合は違うのだろうか?
ルシオが治癒院を見学してみたいと言ったら、無理だと言われた。
男子禁制なのだそうだ。
――女子修道院みたいなものだろうか?
その為、男の子の孤児は、神殿へ連れてこられる。
孤児達はここで教育を受けて、15歳になれば出て行くという。
下位神官になりたい者も少しはいるようだ。三十代くらいの下位神官が五,六人いた。彼等が孤児の面倒を見ているようだった。
ここの領には、戦等魔法兵が多く派遣されている。
北の山脈の向こう側にある国(以前隣国と戦争していたノルディゴ国)から山越えをして、偵察や密偵が来るため、他領よりも多く常駐しているのだとか。
共通の敵を見据えているためか、領主と魔導師とは良い関係を保っているようだ。
「ここの領主は孤児院に寄付をしてくれるので、助かっております。孤児からは時おり魔力が多い子が見付かりますし、そうなれば、ブルホ市国が買取ってくれます」
だから、ある程度資金に余裕があり――監理や運営は思ったほど大変ではない――と彼は言った。
この領地は王都ほど魔導師に忌避感はないらしい。
寧ろ助け合っていると言うことだった。
「王都の神殿とは違いますね」
「あそこは魔導師に対して特に厳しいからな。魔導師の関係者だと知られれば嫌がらせを受けることもある」
ルシオは、マテオの恋人が神殿に住んでいた理由を今知った。
彼女を街に住まわせれば嫌がらせを受けるか、もっと酷い扱いを受ける……恐れがある。
――そういう事情があったのか。マテオに不信感を持って悪いことをした。
「ほほう、鉱山へ行かれるのですか。魔法兵を付けましょうか? 鉱山にはこの頃、亡霊が出ると噂です」
「亡霊? 魔物と言うことですか?」
「……ペケーニョには魔物はいない……あ、ブルホ市国の迷宮以外はと言うことです。見た者の話では男爵の亡霊ではないかということでした。恥ずかしながら、私には浄化は出来ないので……」
魔導師になれたのなら、光も闇も使えるが、レベルは人それぞれだ。得意不得意もある。
ルシオは光や闇は得意だ。両手に魔法陣が出来たせいかもしれないが。
「一人で大丈夫です、僕は浄化が出来ます。任せてください」
「おおー、お若いのにそれほどとは、ではお願いできますかな」
「はい」
※
男爵の亡霊ということは魔法鞄の持ち主か。
亡霊になり留まってしまったのは、無念があってあの世へ行けずに彷徨っていると言うことなのだろう。
山裾までは道が整備されていたので、麓の村まですぐに着いた。
村に馬を預かってもらい、いよいよ山登りだ。
険しい山道を歩いて登る。トロッコ用の粗末なレールがあるのでそれに沿って歩くことにした。
トロッコは非常に素朴な造りで、これに乗るのは不安があった。
「一体どうやってこの木の車輪で登れる?」
手こぎ式でもないため、おそらく馬に引かせるのだろうが、馬は何処にも見当たらなかった。
馬を囲っていたような柵はあったのだが、馬は見当たらない。
やっと抗口に辿り着いた。少し開けた場所になっていて抗夫達の小屋があり、数十人がそこで寝泊まりできるようだ。
「おい、魔導師様! 何しに来なすった?」
「この坑道に亡霊がいると聞き浄化に来ました」
「こりゃぁたまげた。あの亡霊を退治しに、態々ここまで来なすったと?」
「はい、困っていらっしゃるのでは?」
「まあ、気味が悪いが、別に悪さをするわけでも無いしなぁ。今はあんな奥まで堀りに行かねぇし……」
「そうですか……でも折角来たので、浄化しましょう」
「ハァ、奥までは結構かかりますぜ、俺らは仕事があるし、案内はチョット……」
「ああ、それなら大丈夫です。僕一人でも平気ですから。では行ってきますね」
本当は浄化はおまけで、魔法鞄が見たかったもだが、見つかるかどうかも分からない話だ。態々知らせる必要もないだろう。
途中の坑道には抗夫がいたが、亡霊が出るという深い奥まった場所には抗夫はいないと言う。
鉱山の寂れた様子は、亡霊が出るからという理由だけではないようだ。
立派な規模の鉱山なのに抗夫は少ない。
戦争が終わって、鉄鉱石は以前ほど売れなくなった。
鉄鉱石を掘っても買手が付かないせいではないだろうか?
坑道はまるで迷路のようだった。
抗夫から教えられたとおりに、途中に開いた坑道を注意深く確認しながら、下ったりのぼったりを繰り替えす。
「結構下ってきたな、「灯り」」
途中までは松明が所々あったが、ここから先は真っ暗だ。
ルシオは光魔法で前方に光の弾を浮かべながら坑道を降りていった。
他の魔導師が使う補助の杖は、幾らでも魔素を取り込めるルシオには必要ない。
それに杖は、剣を持つのに邪魔だ。
ルシオの剣の柄には小さな宝玉を埋め込んでいる。
これは魔法の補助というよりは、剣の錆止め用だ。
剣の材質は鉄なので手入れが大変だ。放って置くとすぐに錆びてしまうため、酸化防止の魔法を付与したのだ。
この剣はパブロ魔導師が買ってくれた大切な剣だ。
剣は使わなくなったが、手放したくなかった。
「錬金術でステンレスが作れないかな……魔導師なら作れそうなものだが」
魔導師達は剣に重きを置かないため、研究が進まなかったせいもあって合金の技術は余り進んでいない。
戦闘魔法兵は、剣を持っている割合が多い。
錆びにくい剣が出来たら需要があるはずだ――少し研究してみようかな――等と、一人でブツブツ呟きながら、ルシオは暗い坑道の奥へと進んで行った。
最奥に着くと、そこは鉄鉱石が山積みになっている場所だった。
「これかな? 男爵が埋まった原因の鉱物は」
灯りを大きくすると、鉱物の小山の上に一人、ぽつねんと膝を抱えている十五歳くらいの少年がぼんやり照らされていた。
衣服は上等な戦闘服のようだ。
「あのー済みません、男爵様ですか?」
【そうだが、其方は……魔導師か。私は如何してもここから抜け出せないのだ。魔導師なら何とかしてくれ】
頭の中に声が届く。ご先祖様と同じ方式だなと独り言ちる。
「はい、もし良かったら浄化しましょうか? あの世へ行けますよ」
【あの世……そうか、やはり私は死んだのか。だが、私は埋まってしまった。抜け出せない。大事な魔法鞄まで……あ゛あ゛ーッ! 壊れてしまった。壊れてしまったんだ。父上から受け継いだ大切な魔法鞄が! 抜け出せない……抜け出せない……】
男爵は埋まった後、暫く生きていたようだ。何とか抜け出そうとしたのだろう、抜け出せないと、しきりに嘆いて何度も言うのだった。
それなら、と、ルシオは先にこの鉄鉱石の山をどかしてやることにした。
――自分の死に様を確認できれば、男爵も納得できるだろう。
ルシオなら異空間収納に入れればいいだけだ。
一気に鉄鉱石を収納すると、一番下に白骨死体が見えた。
そして壊れてしまった魔法鞄も。
【やっと抜け出せる……やはり死んだのだ……私は……抜け出せたのか? ここから何処へ行けるというのだ?】
白骨死体の上で途方に暮れる少年の亡霊。
「さあ、もう抜け出せていますよ、浄化しますね」
右手を掲げ、「浄化」と唱えようとしたが何となく違う気がした。
――彼は魔物でも悪人でもない。突然の事態にショックを受け、心が傷ついただけではないのか?
ルシオは、彼を癒やしてあげるべきではないかと思い、その思いに身を任せた。すると右の掌の魔法陣から柔らかな光の粒が放出される。
段々とルシオの意識が遠のき、ルシオの口から勝手に言葉が零れ出る。
《肉の軛から解放されし者、*****に身を任せよ》
【ああ、気持ちの良い光だ。ありがとう*****よ】
――今のはなんだ? 僕は何かを口ずさんだようだけど、何を言っていた?
ルシオがオロオロしている間に、男爵の亡霊はいつの間にか消えていた。
「ご先祖様。今、僕は何をしたか分かる?」
【与えられた仕事の取っ掛かりだろうな】
「……仕事……これが?」
不可解な事が起きたが、気にしても仕方が無い。
ルシオは男爵の遺骸に手を合わせ、収納に回収し、すぐに下山することにした。
途中抗夫に、浄化が終わったことを告げ、真っすぐ麓の村に行きそこで一泊し、翌朝馬に乗って帰ってきた。
だが、領都の神殿に帰ってから、あの場所に鉄鉱石を戻してくるのを忘れたことに気が付いた。
「この鉄鉱石を如何すれば良い?」
折角持ってきたのに、態々戻すというのも変な話だ。抗夫の手間が増えるだけではないか。
正直に話して領主の処へ持っていくしかないだろう。
ルシオはまだ、異空間収納のことは言いたくなかったが、このまま鉄鉱石を持っていれば、ルシオが盗人になってしまう。
あそこに鉄鉱石が山になっているのを皆知っているのだから。
悩んだ末、ロス魔導師にこの事を相談すると、
「…………」
声が出ないほど驚かれてしまった。
ルシオが――空属性は、もうブルホでは当たり前に認識され始めている――と、少しだけ誇張して伝えると、
「そうですか。少し離れている間に、私は置いて行かれてしまったようだ……」
ロス魔導師は、しょんぼりしている。
「で、でも、来年にはブルホへ帰るんですよね。そうしたらすぐに出来る様になりますよ」
「そうだな。来年が楽しみだ! 鉄鉱石のことは魔法鞄を持っているとでも言っておけば納得するはずだ。魔法のことは一般人にはよく分からないのだから」
「そうか、悩む必要は無かったんですね」
ルシオは、自作の魔法鞄は確かに持っているのだ。素材が不明なのは魔導師でなければ分からないだろう。
一人になって「明日、領主に持っていけば良いな」と思いながら、インベントリーの鉱石を魔法鞄に移し替えようと確認すると、鉄鉱石の他に”魔鉄鉱”と言う記実があった。
「魔鉄鉱もここで取れていたのか」
取り出して、改めて鑑定してみる。
「主な成分が鉄、ニッケル、クロムか、後は魔素も」
【お主の前世にあった、ステンレスの成分に似ているな】
「え? ステンレスって鉄なの? 錆びないけど」
【ステンレススチール。”錆びない鉄”と言う意味だろう】
「へえ、そうなのか。魔鉄鉱はこの世界ではステンレスなのか」
【魔素が入っているから同じとは言えないだろうが、似たような性質かもしれんな。第一お主の前世ではステンレスの鉱石など無かったはずだ】
「そういえば、ステンレスは合金だったな」
次の日、領主の屋敷へ出向き、領主に鉄鉱石のことを話すと、
「ここ十年以上鉄鉱石の価値が低くなってしまいましてね、今では二束三文です。そのせいで領地は火の車でして……鉄鉱石は浄化のお礼として受取っていただけませんか? 些少で誠に申し訳ない!」
ノルテ領主は、ルシオが持っている魔法鞄を物欲しそうに見ている。
そしてこう言った。
「我が国に魔法鞄はもう数個しか残っていない。殆どが効果を失ってしまったそうだ」
「魔法鞄が劣化したと言うことですか?」
「その様だな、私の祖父も持っていたが、使えなくなって仕舞ったのだ」
貴族達が魔法鞄を使わないのは、古くなって使えなくなったせいだったのだ。
領主は、使えなくなった魔法鞄を見せてくれた。
皮がボロボロになって、やっと原形を留めている有様だった。
「これがまだ使えたなら、売る事も出来たのに……」
――領の資金繰りが大変そうだ。それにこの人は貴族の割りに偉ぶったところが微塵もないんだな。
ルシオは困窮した領地を何とかしてやりたいと思った。
「そうですか、そう言うことなら喜んで受取ります。ところでこの領地では魔鉄鉱も取れるのですか?」
「その様な希少な金属は取れません……」
「頂いた鉄鉱石に結構混じっていましたよ。そんなに希少ならこれはお返しします」
「いえ、これは浄化の対価として受取ってください。これで気兼ねがなくなります」
「では、ノルテ伯爵。ここの坑道を掘ってみませんか? もしかすると、魔鉄鉱がまだ取れるかも知れませんよ」
「……なんと!」
――多分、もう少し掘れば、魔鉄鉱は取れるはずだ。浅い場所に少しだが、魔素溜まりの気配があった。
「後は男爵の遺骸と壊れてしまった魔法鞄ですが、この魔法鞄は少しだけ僕に貸して貰えないでしょうか。どんな物が使われているか研究したいのです」
「そんなことは許可などいらんでしょう。男爵家は彼が死んで跡継ぎがいなくなりました。爵位が返上されて、今は違う領主が治めております。それに壊れた魔法鞄など役に立ちませんからな」
「では男爵の遺骸は? 神殿の納骨の仕方では不満でしょう?」
魔導師達は死ねば、魔法で灰になるまで焼き、共同墓地に納める。
それは一般の人達には受入れられないだろう。
「……我が領の墓地に納めます」
問題が総て片が付き、ルシオは魔法鞄の解析に取りかかった。
魔法鞄の素材は魔物の革が使われていた。魔法陣が取り出し口に施されている他は特別なことは何も見付からない。
この魔法陣が鉱石の出し入れの際、傷ついたせいで壊れたようだ。
領主が見せてくれた魔法鞄よりも革の状態が良かった。多分使われないでずっと新しいまま、大事に保管していたのではないだろうか。
戦争があって使ってはみたが経年劣化のせいで壊れてしまったのだろう。
魔法陣を細かく見ていくと、闇の属性が入っていた。
空間魔法と複雑に絡み合っている。闇の属性は隠蔽か。
多分、魔導師達に魔法陣を隠すための魔法陣だ。
鞄が壊れたお陰で分かったことだ。この闇の魔法陣を外して作ってみれば、ルシオが考えた魔法陣の不足部分が判明するはずだ。
注意深く闇の魔法陣だけを除外して、書き留めて行く。
鑑定をしても、素材の魔物の名前が分からないということは、大神殿の水晶には知識が入っていないと言うことだ。グランデ大陸にいる魔物なのだろう。
「ダンジョンにいる魔物も、グランデ大陸にいる魔物なのかも知れない」
グランデから来た魔導師は、態と魔法鞄に使う魔物を排除してダンジョンを造ったのか。
ペケーニョで魔物素材が取れてしまえば、彼等にとっては不利だったからだろう。
ペケーニョ島には魔物がいないが、グランデ大陸には沢山いると言うことだ。
グランデ大陸の国とは交易がない。これから先、交易する見込みはあるだろうか。
「この皮から、魔物を再現出来るか?」
【ルシオ、ここでやってはならんぞ。危険だ】
「そうだった。何処か荒野はないかな。人里から離れた場所は……」
鉱山か、若しくは山の頂上付近なら良いだろうか?
だが、万が一強大な魔物だった場合、始末できなければ大変な事になる。
諦めるしかない。
獣の革で作った鞄に、魔法鞄から写し取った魔法陣を施してみる。
出来上がった物は少しだけ容量が大きくなり、鞄の大きさの三倍は入るようになり、重さは感じられなくなった。
時間停止は出来ないが、まあまあの成果だろう。
だが、ルシオは納得しなかった。もっと大きな容量になる筈だ。
あの鉄鉱石が総て収まってしまうのだから。やはり素材が大きな役割を果しているようだ。
「ん? あの鉱山の魔素溜まりはどうして出来た?」
【魔物素材から染み出たのではないのか?】
「そうか! 闇の魔法陣は隠蔽の効果と吸収の効果のダブルだったのかも知れない」
闇の魔法陣が壊れて魔法鞄から魔素が流れ出し、十数年かかって魔鉄鉱に変化した、と言うことか。
なら、錬金術で”魔鉄鉱”は作れる! 沢山の鉄鉱石が手元にある。研究し放題だ。
【いやいや、今は魔法鞄だ、目的がずれてきたぞ、ルシオ】
「そうだった、でも魔法鞄はすぐ出来るはず。魔水晶を使えば完成する。魔物素材でなくても良いはずだ。闇の魔法陣も必要不可欠だったんだ!」
神殿にも誰も使っていない錬金部屋があると言うので、早速借りて籠もることになった。




