都市庁舎での会談
4人は都市庁舎に着いた
「これで第三都市!、、豪華な建物ですねーー」
ポープは目を輝かせてそう言った
「マリン神聖国にはこんな建物はないんですか?」
アルが首を傾げた
「マリンは宗教国家ですからマリアベル様に祈りを捧げるための大聖堂ぐらいしかー」
ポープがそう言った
「ささ御三方レーニン様がお呼びですか」
ジースが三人を案内した
「みなさまここまでご足労いただきありがとうございます
さっそく本題に入らせていただきます
三ヶ月前にオスマン帝国に潜入させていた潜入隊との連絡が途絶えまして、
救出隊も向かわせたのですがそちらとの連絡も1週間取れていなくて、
おそらく捕虜となったと思われます。そこで皆様に救出に行っていただきたい所存です」
レーニンは恐る恐るそう言った
するとロキとアルは互いに向き合い頷いた。
「レーニン俺とアルは構わない、がホープ姫はなぜ?同盟国の貴族を巻き込むな」
アルはやや強い口調でそう言った。
「アル様、実は潜入隊にはマリン神聖国の部隊もいたのです」
レーニンが顔を顰めて言った
「だから私が行くのです、私は陸軍に所属していたこともあるため姉妹の中では1番強いのですし実践経験も豊富です」
ホープはドヤ顔でそう言った
「確かに先程の戦闘をみるかぎりはかなり心強い一緒に行こう!そして救出しよう」
アルが笑顔でそう言った。
「では三人の許可を得たという事で!作戦を説明します!」
「まず三人にはマリン神聖国を経由して地中 海よりオスマン帝国に渡ってもらいます」
レーニンが作戦を説明し始めた
「そうか!あそこにはマリン神聖国とオスマン帝国が貿易をしているエル・アラメインがあるそこからなら侵入できるでも何でアフリカなの?」
アルは不思議そうにそう言った
「それについてですがアフリカがオスマン帝国に占領されて20年経ち今まで砂漠だった土地が西アフリカを中心に次々と軍事基地に変わっている。そこのカイロにある研究所で今新兵器の研究が進んでおり
それが使用されれば一定時間魔法が使えなくなるのです」
レーニンが深刻な顔でそう言った。
『え!!!!!!!』
三人は驚きを通り越した
「魔法が使えなくなるって、そんなものがほんとにあるんですか!」
ロキが驚きながらそう言った
「いや聞いた事がある、体内のMエネルギーの流れを遮断する薬があると、」
アルが考えながらそう言った
「そんなものが使われれば俺たちは一方的にやられます」
ロキが深刻そうに言った
「ええ、だから三人にはその薬を持ち出してほしいのです」
レーニンがそう言うと
「任せてください」
ホープが笑顔でそう言った
「じゃー早速行こうか!」
アルがそう言うと三人は行ってしまった
「頼みますあなた方だけが希望です」
レーニンが離れていく三人を見送りながらそういった
エル・アラメイン
アフリカ大陸にある地中海に面したエジプトの街現在ではオスマン帝国とマリン神聖国との貿易地点となっている
カイロ
旧エジプトの首都現在はオスマン帝国本領に近いこともあり植民地の中では大規模な軍事施設がある都市だ