帝国の侵入者
アルは自室で眠っている。自室に運ばれたようだ
「アル様!アル様!」
ロキが必死にアルの事を呼んでいた
「ろ、、、ろき?、、、あ!」
アルは飛び起きた
「はあ、はあ、ロキあいつは!?」
アルは焦っていた
「アル様落ち着いてください。ここは安全ですよ」
ロキがアルを宥めた
「すまない、水をくれ」
アルはロキに水を頼んだ
「はあーーー落ち着いた、ありがと」
アルは落ち着いたようだ
「順を追って説明しますね。
まず昨日の夜1人の女が宮殿に地下牢から侵入しました。その女は警備員を全員眠らせてアル様のいた部屋まで行ったのです。侵入者の連絡を受けて俺とジースさんが直ぐに宮殿に向かいましたが、すでに手遅れアル様は眠らさせて、アルボン様は連れ去られてしまいました」
ロキの説明を聞いてアルの顔は真っ白になっていた
「兄上が、連れ去られた、、」
アルは状況の整理が難しいようだ
「どういう事だよ!昏睡状態の兄上を連れて行って!敵に何の得があるんだよ」
アルは絶望している
「わかりません、防犯カメラにはアルボン様を連れて行く二人組が写っていただけでした。」
ロキは元気のない声でそう言った
「おそらく、オスマンの仕業です」
誰かが部屋に入ってきた
「それはほんとかグウェン?」
アルは入ってきた女にそう言った
「私を誰だと思っているの?ストーム軍特殊部隊のグウェンよ」
グウェンは自信満々に言った
「聞かせてもらおうか」
アルはグウェンに聞いた
「オッケーじゃー説明しますね
まず、侵入してきた二人組が何なんですが黒海から上陸したと思われます
理由は2つ
1つ目はマリン領ウクライナ地方の港に不審船が見つかりました。捜査の結果不審船に乗っていた二人組はモスクワ方面に向かったことが判明しました。背格好から見ても侵入したのは不審船に乗っていた二人組はで間違いないです。
2人目は不審船に残った燃料の成分を調べた結果サウジアラビア産でした」
グウェンが2つ目の理由を言うとアルの目つきが変わった
「オスマンで確定だな」
アルは確信した
「ストームとマリンで使われているガソリンはウクライナ産のみサウジアラビア産は存在しない、これで決まりですね」
グウェンは報告を終えた
「報告ありがとうグウェン、明日特殊部隊を集める」
アルは何かを決めたようだ
「了解いたしました。ロキあとは頼んだよ、では失礼します。」
グウェンは部屋を出て行った
「ロキ、どうやら俺たちは罠に掛かったようだな」
アルはオスマンからの和睦の理由に気づいたようだ
旧ロシア領だったウクライナは初めはロシア滅亡の影響で独立していたがオスマン帝国の台頭と国王•ラフィット2世がマリン信者になったことを受けマリン神聖国に併合を要請し併合された。
旧ロシア領全てがストーム帝国の領土になったわけではない




