始まりの作戦
この世界は今みんなが住んでいる地球のまた違う世界線、
16世紀地球に無数の隕石が衝突した。この隕石は当時の主要国家であるロシア、イギリス、アメリカ、フランスの首都に衝突、それが原因で四つの国家は滅亡してしまった。しかし隕石から巻き上がった塵には謎の物質が含まれていた。その謎の物質を吸った人類は魔法の力を手に入れた。人類は魔法の力を手に入れた原因を調査するため謎の物質を調査するが地球外の物質である事以外何も判明しなかった。人類はその後この謎の物質を『Mエネルギー』と名付けた。
時は進み18世紀、世界の覇権を握っているのは大国が滅亡した事により勢力を伸ばした
オスマン帝国そして今はなきロシアの土地を統一したストーム帝国この2カ国間で冷戦が展開されていた
草原を進撃する戦車に1人の青年が顔を出している。あれはストーム帝国第1王子アルだ!
「進めーー敵部隊を発見次第報告せよ」
アルは進軍中の8つの戦車に命令を送ると最北の戦車から報告が入る
「Iキロ前方にオスマン帝国軍を確認数はおよそ100人ほどの歩兵です」
それを聞いたアルは即座に命令を下した。
「やはり偵察兵がいたか、
「あと目標に500m接近したら最大質力で突撃、砲撃をお見舞いしろ!」
『了解!』
兵士たちは団結した声で力強くそう言った。
「距離700、650、600、550、500撃てーーー!」
アルの合図と共に砲撃音が草原に響わたったどうやら空砲のようだ
オスマン軍は音を聞いてこちらに気づき銃をこちらに構えた
それを確認したアルはスピーカーを手に取る
「今のは威嚇射撃だこれ以上前進すれば我が国との国境だ!これ以上進めば攻撃を開始する」
アルは強めの声で警告した
流石に恐怖したのかオスマン軍は銃口をこちらに向けながら
草原に消えていった
「流石はアル様これで国境の平和は保たれました」
兵士のルカスがそういうとアルは首を横に振った
「どうせ偵察部隊だ、だからすぐ逃げたんだ、この冷戦に終わりなどない終わるとすれば街が戦火になったあとだよ」
アルは微笑ながら答えた
「ひとまず基地に戻ろう」
そう言うとアルは無線機に手をかけた
「こちらアル、国境付近のオスマン軍は片付けた基地に帰還する」
そう伝令すると無線機からも声が聞こえて
「了解しました帰還は3番ガレージにお願いします」
「了解」
通信を切り草原を走り抜く戦車の中でアルは部下達に今に戦況をまとめていた
「現在ストーム帝国はオスマン帝国との冷戦状況にある原因は
先の大災害を生き延びたオスマン帝国は世界1の国家の座を手にいれたが
旧ロシア領を統一したストーム帝国はオスマン帝国に劣らない大国となった
自由国家主義を掲げてオスマン帝国に占領されていた植民地を解放した
しかしオスマン帝国はそれに反発、代理戦争、暗殺などを色々行った結果
今に至るでもこのままだと本格的な戦闘開始は時間の問題かと思われている」
アルは少し悲しそうに言った、、、、、、、、
自由国家主義とは
独立を維持する国家体制のことであり帝国主義で国家を吸収する帝国主義と反するもの、ストーム帝国は自由国家主義を実現しようとしている。