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050 付与は流れるようにまとめて一気に

報告と御礼(2025/5/7)


 本日、累計PVが1万を超えました。読んでいただいて、ありがとうございます。これからも頑張って、書いた行きたいと思います。まだ、天馬も冒険らしい冒険をしていないので(汗)。


 書いてる本人も、もう少し、サクサクと進めたいとは感じていますが、文才が無いのでご容赦下さい。ブクマが増えたり、リアクションを頂く事。執筆の励みになります。感想やレヴュー、評価、誤字報告を頂けると嬉しいです。


 今後とも、宜しくお願いします<m(__)m>。

 一人、蟒蛇(ウワバミ)寝床(ネドコ)に残った天馬は、アルフ達の部屋のリビング調度品を『収納』して、預かった物を広げた。流石に全部は無理なのでトップスとボトムス、ニーハイソックス、防具を『展開』した。


 長袖と乗馬ズボンが2組。袖無し。ショートパンツ。クローク。ニーハイソックス。アルフの革鎧は、肩当てと胸甲に分けて、胸甲が3つ。肩当てが1つ。手甲と手袋(グローブ)を3組ずつ並べた。


「まずは、出来たら楽だけど、出来るかな?」


 そう言って、天馬は目の前に出してある物、全てに対して意識を向けて、言葉を紡いだ。


「『素材強化』、『材質強化』、『防刃』、『防汚』、『防水』」


 試みが成功したかどうか。天馬は『鑑定』を使って確認する。成功したようだ。これで、時間を節約できる。と、天馬は、喜んで『付与』の作業を進める。


 共通の『付与』は、施し終わったので、次ぎに、長袖と乗馬ズボンが2組。袖無し。ショートパンツ。クローク。ニーハイソックスに対して『透湿』、クロークを除いて『衝撃吸収』、最後にニーハイソックスに『消臭』を『付与』して『収納』した。


 そして、防具に対して『防腐』を。手袋(グローブ)とアルフの左の手甲に『防滑』を付与した。そして、アルフの胸甲と右の手甲に『攻撃反射』、肩当てに『衝撃反射』を付与して『収納』した。


 次に、天馬が『展開』したのは3人のブーツだった。


 3人のブーツに対して『防腐』、『防刃』、『透湿』、『軽量化』。面倒に感じた天馬は、『消臭』も3人のブーツに対して付与した。その結果を『鑑定』で確認して『収納』する。


 マリオの杖、リーフの弓と弦を『展開』した天馬は、『素材強化』を付与した。その後、マリオの杖に『魔力操作上昇』、『使用魔力減少』、『魔術威力増大』を付与して『収納』する。残った弓と弦に『材質強化』、『防腐』を付与し、弓に『命中精度上昇』、『威力増大』を追加で付与して『収納』した。


 次いで天馬は、3人の剣を『展開』した。それぞれの鞘を外して、別々に置く。そこで、剣を見つめる天馬、『僕は、剣の作りを理解しているんだよな。だったら出来るかな?』と考えて、『剣身(ブレード)を固定している部品を外す』と漠然と思いながら、錬金魔法の行使を意識してみた。結果は・・・・・・「成功」した。その結果に、天馬自身が、半ば呆れる。


「何か、こう、ご都合主義、過ぎないか。楽を出来るのは、助かるけど・・・・・・。まあ、良いか。良いとしよう」


 天馬は、自分に言い聞かせて、(ヒルト)から剣身(ブレード)を外して、部品ごとに並べて置いた。そして、全てに『素材強化』、『材質強化』、を付与した。その後、鞘に『防腐』と『軽量化』を。(ヒルト)剣身(ブレード)には、『防錆』を付与した。


 その後、(ヒルト)に『防滑』を。マリオのナイフの剣身(ブレード)に『表面硬度上昇』を。リーフの剣身(ブレード)に『鋭刃鋭利上昇』を。アルフの2本の剣身(ブレード)に『内部靭性上昇』、『鋭刃鋭利上昇』付与し、組み立て『鑑定』を使い、『品質』と『付与』を確認する。上手くできたようで、安堵の溜息を()いて、鞘に収めて『収納』した。


 あと、残りはアルフの(ラウンド)(・シールド)とリーフの矢筒と矢。終わりが見えてきたので天馬は休憩を取る。さすがに疲労感と倦怠感に加えて空腹感を感じて『亜空間収納』から出した魔法の(マジック・) 水袋(ウォーター・バック)の水で喉を潤して時間を確認する。丁度12時だったのでお昼を食べに階下に向かう。


 1階に下りるとカウンターにルイズが居た。下りて来た天馬を見て


「珍しいな。今日は、アルフ達とは別行動か?」


「そうですね。ちょっと用事がありまして。食事を頂けますか?」


「おう、良いぞ。何でも好きな(モン)を頼め。腕によりをかけて作ってやる」


 そう言われ、天馬は、ステーキにから揚げ、肉と野菜のスープにパンを注文して席に座って待つ。注文してから、天馬自身もそんなに頼んで食べ切れるか分からなかった。でも、食べたいと感じた物を頼んだのだから、もし、残す事になりそうだったら『亜空間収納』に『収納』しようと考えた。


「おう、出来たぞ。それにしても、こんなに食えるのか? 残したら、料金を倍にするからな」


 そう言って、料理を運んできたルイズに、引き攣った笑顔を返して、天馬は食事を始めた。天馬は、ステーキに齧り付き、から揚げを頬張り、スープを流し込み、パンに齧りつく。20分かからず食べつくして、ステーキの御替わりを注文して、水で喉を潤した。天馬自身が、自分の食事量に驚いていた。


「僕、こんなにも、大食いだったかな? まあ、お腹も満足したし、疲労感も消えたし、あと少し、頑張りますか?」


 独り言を言う天馬の前に、一回り大きなステーキを持ってきたルイズが


「何を一人で、ブツブツ言ってる。良い食べっぷりだったから、サービスだ。まだ、食えるんだろ?」


 そう言って、置かれたステーキを天馬は美味しくいただき、お代を払ってアルフ達の部屋へ戻って行った。


 アルフ達の部屋へ戻った天馬は、早速『付与』に取り掛かる。まず、アルフの(ラウンド)(・シールド)を『展開』して、出て来た(ラウンド)(・シールド)を観察した。(ラウンド)(・シールド)の表面は鉄製、鋲で裏当てに緊結されている。ベルトも裏当てに鋲で緊結されていた。


 天馬は、まず鉄製のベルトと裏当てを。次いで、盾本体と裏当てを緊結している鋲を『錬金魔法』で分解して、再構成して別にした。盾本体と裏当てを別にしたら大量の綿(コットン)が溢れ出た。それを集めて、『鑑定』する。


綿(コットン)- 状態:通常 品質:一般』


 予定通りに、盾本体には『材質強化』、『防錆』、『衝撃反射』。裏当てには『材質強化』、『防腐』、『衝撃吸収』。ベルトは、『材質強化』、『防腐』、『防滑』を付与した。鋲には『材質強化』、『防錆』、綿(コットン)には『素材強化』、『材質強化』を付与した。


 付与を済ませて、『どうやって組み立てようか』と考えを巡らす天馬。綿(コットン)の量が多くて、元の状態に戻せない。


「どうしようか? そうだ、圧縮してみようか」


 天馬は、綿(コットン)の空隙を取り除く様にイメージをして『錬成』と唱える。天馬のイメージの通り、小さい玉になった。それを盾本体の裏に敷き詰めた。その状態で、(ラウンド)(・シールド)を組み立てる。最後に、裏当て越しに綿(コットン)に『錬成解除』と唱え、綿(コットン)が元の状態に戻る様にイメージをする。まぁ、戻って無くとも多分支障は無いと思う。思う事にしよう。と天馬は、自分に言い聞かせる。そして『収納』した。


 最後にリーフの矢筒と矢に取り掛かる。矢筒を『展開』して、矢筒から矢をすべて出した。その上で、矢を1本持って、矢尻と軸の接合部を『鑑定』する。


『絹糸- 状態:通常 品質:一般』


 取りあえず、矢筒に『軽量化』を『付与』し、500本の矢を矢尻、軸と羽、絹糸に分ける。軸と羽、絹糸に『素材強化』、『材質強化』、『防腐』を付与を行い、矢尻に『素材強化』、『材質強化』、『防錆』の付与を行った。付与した矢尻から50個ずつを取り分けて、一方には『貫通力上昇』を。残った方に『炸裂』を付与した。そして、500本の軸と500個の矢尻を一遍に組み立てた。そして、普通の矢尻の物を10本、『貫通力上昇』と『炸裂』を各5本を別にして、他の全てを矢筒に入れた。その状態で『亜空間収納』に『収納』して、時間を見ると1時半を過ぎたところだった。


 予定よりも少し早いが冒険者ギルドに行こうと思い階下に下りると、アルフ達が天馬を待っていた。


誤字を訂正しました。

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500本の矢?
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