僕の前に現れた超能力者に、僕の好きな女の子が僕を好きになるようにしてもらう!
僕はある日、”僕の前に現れた超能力者の面倒を見る事になった!”
彼は住むところがなく、ずっとネットカフェや野宿を転々としていたらしい。
でも? 流石にお金が底をつき、食べる事が出来なくなった彼が僕の目の前
に突然現れて、こう言ったんだ!
『・・・な、何か? 食べ物をくれないか?』
『“タダじゃ、やらないよ!”』
『“じゃあ、お前の願いを一つだけ叶えてやる!”』
『本当か? じゃあ、僕の好きな女の子が僕の事を好きになるように
してほしんだ!』
『“うん? その願いは直ぐに叶わない! 俺が時間をかけてお前の願い
を叶えてやるから、俺をお前の家で住まわせてほしい!”』
『はぁ!? な、なんでだよ、そんなのヤダよ、じゃあ、もういいわ!』
『待て! 絶対に願いを叶える! 誓うよ、頼む! 俺を飼ってくれ!』
『“・・・か、飼ってくれか? じゃあ、別にいいよ、僕の家においでよ。”』
『ありがとう!』
『“今日から、オマエは僕の下僕だ! いいな!”』
『・・・あぁ、仕方ない! もう腹が空き過ぎて限界だしな。』
『よし! じゃあ、僕に着いて来い!』
『その前に、先に何か俺に食べさせてくれ!』
『分かった、じゃあコンビニに行くか、』
『あぁ!』
取りあえず、コイツにコンビニ弁当とお茶を買ってやった!
コイツは、”美味い美味い”と言って、あっという間に弁当を平らげる。
そこから僕にコイツがこう言った。
『先ずは、お前の好きな女の子に会わせてくれないか?』
『はぁ!?』
『”俺は超能力者だ! だから直接、その子に超能力をかけてお前の事を
好きになるように超能力を強くかけていくんだ!”』
『“・・・超能力? そんなので僕の事を好きになるのか?”』
『あぁ、100発100中だぞ!』
『じゃあ、頼む! 今から彼女に連絡をして会ってもらう約束を取るよ。』
『あぁ、頼む!』
*
・・・ココから、彼女が30分後に僕の前に現れる。
『・・・名取くん? その男性は?』
『あぁ、友達だよ!』
『初めまして、谷川と言います、名取くんとはある共通で友達になって、』
『そうなんですか? でも私に話って何?』
『”おい! 直ぐにやってもらえる?”』
『えぇ!?』
【君は彼を好きになる! 好きになる、日に日にどんどん好きになる!
君は彼無しでは生きてはいけない程、好きになる! 好きになる!】
『こんなんで、彼女! 僕の事、好きになるの?』
『なる! 先、俺が強い超能力を彼女にかけたからな! でも持続させる
には1回じゃ無理だ! これから何度も何度も彼女に超能力をかけるんだよ。』
『・・・だ、大丈夫か?』
『”今日は記念すべき1回目! さあ、記念日を祝おう!”』
『彼女は?』
『取り合えず、今日はこのまま家に帰そう! 超能力が解けるかもしれないし、』
『・・・あぁ、分かった! 今日は君はこのまま帰っていいよ。』
『ーーーーあぁ、はい!』
『じゃあ、俺達は行くか。』
『うん!』
僕はこの日から、二人と深い繋がりを持つようになった!
”一人目は、超能力者の男と二人目は、僕の好きな彼女。”
超能力者の男は、本当に凄い力を持っている!
街をフラフラ夜この男と二人で歩いていた時、前からガタイのイイ
男3人に僕と超能力者の男が絡まれた。
どうも金が目的らしい、財布の中のお金を全て出せと僕を脅す。
超能力者の男は、ガタイのイイ3人の男に超能力をかけ、あっけなく
災難を回避した。
まるで誰かに操られているかのように、超能力者の男の言う言葉の通りに
動いたんだ!
”何も取らずに、このまま帰れ!”
【ーーーーあぁ、はい!】
・・・嘘みたいな話に聞こえるけど、、、?
目の前に居た僕は、ただただびっくりして言葉も出なかった!
確かにこの男の持つ超能力は本物だ!
でも? そう考えると、何故? お金がないのか?
その超能力で、なんとでもなるんじゃないのか!
僕がこの男に聞くと? ”自分の為には使えない” と一言いった。
自分の為に使う超能力は使えない!
でも? 人の為になる超能力は使える!
それは? ”良い事でも悪い事でもかな?”
*
僕と超能力者の男との生活も、半年以上になった!
僕にとっては楽しい生活が送れているよ。
彼は本当に凄い超能力者で、何でも現実になるんだよ。
お金も仕事も女の子も全て、彼と一緒に居ると願いが叶う!
何より、、、一番に僕の願いを叶えてくれたのは?
僕の好きな女の子が本当に僕の事を好きになった事!
今では? ”二人から三人の生活がはじまった。”
これからも僕の願いを叶えてくれる、超能力者の男と僕の好きな女の子と
3人で仲良く過ごせていけたらいいな~。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。