第2章 減量のきっかけ〜ボッコボコにしてやる〜
第2章 減量のきっかけ〜ボッコボコにしてやる〜
「減量しよう。」
と決心したきっかけはいくつかある。
①フリーサイズのパンツがきつくなったこと
履いてみて、
「お前、半年前はガバガバやったやん!」
と突っ込んだほどである。
ちなみに、私は子宮全摘の前はSサイズだった。
フリーサイズがきついということは、
「Lサイズもはまらない」
ということである。
子宮全摘や子宮筋腫の手術を受けた人の中には、
「お腹の腫れがいつ引くか不安。」
という人もいるらしい。
私の場合、
『腫れじゃなかった。自前だった。』
ということだ。
②太ったことを馬鹿にされたこと
これ、きっかけとしてはめちゃくちゃ大きい。
私は元来、負けず嫌いなので、
「そんなに馬鹿にするなら、元に戻ってお前をボコボコにしてやるわ。」
と思った。
見た目で人に対する態度を変える人間を、私は心底軽蔑する。
私が細い時だけ、私を見て、褒めて、私が太った途端に手のひら返した人間を、私は忘れない。
私は、手術前はずっと服装はコンサバだった。
レースのタイトスカート、ハートネックのブラウス、Diorのピアス、足元はもちろんハイヒール。
見た目でけなされたことは無くて、むしろ綺麗と言われる側だった。
それが、術後、メイクも出来なくて。
ヘアアレンジも出来なくて。
緩いワンピースしか着れなくて。
太って、真ん丸の顔になって。
そんな私も私は愛した。
…が、そんな私を馬鹿にしたやつ、まじで許さない。
絶対元の体型に戻って、ボッコボコにして、ルブタンのピンヒールで踏んでやろうと思った。
③復職のための体力と自信が欲しいと思ったこと
やっぱり仕事って、体力がないと出来ない。
私は婦人科疾患に悩まされていた時は、すごく痩せていて、弱々しくて、スタミナがなかった。
とにかく体力が無かった。
今後の激務に耐えうる体力が欲しかった。
それから、コツコツ頑張ったことって、絶対自信になると思った。
私は元々、目標を決めたら毎日コツコツやるのが得意な性格だ。
体づくりで毎日トレーニングに励むことは自分の自信になると思った。
でも、この『きっかけ』が、自分の性質をあらわにすることに繋がっていく…。