第13章 あすけん(アプリ)が便利すぎた
第13章 あすけん(アプリ)が便利すぎた
減量スタートと同時に、あすけんというアプリも始めた。
このアプリは、体重の変化や食べた物の記録が出来る。
特にカロリー計算を自動でしてくれる点が優秀で、自分が今日あとどれくらい食べれるのかを知る指針になった。
買ったものはバーコードを読み込むと、商品名とカロリーが出てくるので、本当に便利だった。
私は、減量期間は基本的に外食はしない。
おうちごはんは、このアプリに助けられた。
マイナス7キロともなると、水着もフィットネス用のMサイズじゃなく、練習用競泳水着のSサイズがはまるようになった。
たまたま、プールのもの一式を忘れた日があり、レンタルしたら、Sサイズの水着がぴったりだった。
※私は普段、Sサイズで、少しおしりやお腹があまるくらいだった。
「おお、元のサイズに戻りつつあるのね!」
と思った。
その次の日からは自分の練習用競泳水着を着るようになった。
気づいたんだけど、ジムのプールで競泳水着の人って、あんまりいない。
私はずっと自分の水着に戻りたかったから、嬉しかったけど。
男性も女性も、膝上まであるフィットネス用水着が多い。
そこに、たま〜に「選手ですね。」って格好の人が来る感じ。
私はたいして泳げもしないのに、選手の格好?で、何をしたかと言うとキックをした。
なんで競泳水着になってからキックの練習を始めたかというと、フィットネス用水着はとても水を吸い、重くて、浮かないのだ。
競泳水着は乾いた状態で丸めると、私の小さめのこぶしに収まるくらいに小さくなる。
生地がすごく軽いし、薄くて丈夫なのだ。
私はミディアムカットの水着を愛用しているので、おしりの半分くらいまでがあらわになる。
…が、そのコンパクトな感じの水着が私は好き。
それに、水で体が重くなって、息継ぎでプールの水を飲むよりマシであるので、今後もミディアムカットを愛用するつもりだ。
「こうなったら、こうする!」
と、構想をねっていたから、キックの練習を始めても、太ももが痛くならなかった。
キック練習が出来るようになるために、ウォーキングマシンで下半身を鍛えていた。
真面目にやっててよかったと思った。
キックの時、手術跡が突っ張る感じはあったが、痛み止めが必要なくらいではなかった。
段階を踏んで、やっとここまで来たという感じがあった。
手術の直後には、こんなことがまた出来るようになるなんて、思いもしなかったじゃないか、と胸に来るものがあった。
だから、キツイはずのキック練習も、楽しかった。
あすけんは、運動もアプリに記録できる。
運動の種類と時間を入力すると、消費カロリーが算出される。
プールをやった日は、必ず入力した。