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雷帝との決闘

???「見つけた!!!」


都市に行く提案をした時前方から声が聞こえた


誰だと思い見るとそこには小人族の剣士と背の高いドワーフがいた。


小人族は金髪で髪は長く癖っ毛の設定にしてるのか少しまとまりはない。小人族にしては背が高いので一番背は高い設定にしているようだ。


両方とも女性アバターだ。


腰には細身の片手剣、盾は無し、軽防具で回避型。


ドワーフの方も銅を思わせる色で短めの髪で小柄だ。


この世界のドワーフも小柄で体格ががっちりしているがあの子は細身のアバターにしてるみたいで人間の様だ。


声を上げた方、小人族の剣士がどんどん近づいてくる。


小人族「あなたね。隠しても無駄よこの目でちゃんと見たんだから」


ウィル「いや、誰だ?」


小人族「勝負しなさい!白騎士!」


ウィル「コイツ話聞かねぇ!」


最近話きかねぇ奴ばかりに出会うな!


てか白騎士って


ドワーフ「もうカノンちゃん、ちゃんと説明しないとダメだよ」


カノンと呼ばれた少女「甘いよアズサ。転移チートとかあるかもだから逃がさない様に囲まないとね。それにチーターなら成敗しないとだし」


アズサ「転移できるなら囲む意味無いんじゃあ・・・」


ウィル「そろそろ説明してくれる?」


カノン「そうだった勝負しなさい!白騎士!」


ウィル「それはもう言った。なんで勝負なんだ」


まあさっきのやり取りからして大体察しはつくが


カノン「あなたネットで有名よ。チーターなんじゃ無いかってそれでそんな奴許せないじゃない?だから私はそれを確かめに来たの。」


ウィル「・・・」


カノン「それで白騎士ってレベル1だったじゃない?なら次に攻略するならミルダルシアの森かここダルタルブリッジかなって目印の白い剣を見れば一発で分かるしここで成敗してやろうかなって思ってここにいたらあの白い剣を持ってる奴が来たの、そうあなたよ!」


俺の正体がバレてる・・・


せっかくテオに防具まで借りたのに、やっぱり剣も貸してもらうべきだったか?


というか俺がここを通らなかったらどうするつもりだったんだ?


ウィル「・・・つまりチーター疑いのやつを確かめるべくここで狩りをするついでに張ってたと」


カノン「ふふん、そうゆう事よ!」


リリア「悪いけど私達急いでいるの、後にしてくれない?」


ウィル「確かにじゃあまた」


カノン「まってーーーーーい!!!」


先を急ごうとした俺たちの前に再びカノンが現れる


ウィル「なんだよ」


カノン「待たんかい!勝負しなさいよ!」


ウィル「いや、俺にやるメリットないし時間もないから」


カノン「い、いやあなたチーター疑惑かかってるのよ!」


ウィル「だから?このゲーム知ってるやつならそんな事出来ないって分かるだろ、言わせとけばいいさ」


カノン「うっ・・・なら私があなた達の仲間なる!それでいいでしょ」


ウィル「いやなんでだよ、どうしてそれが出てくる。」


カノン「だ、だってそれぐらいしかないんだもん!この剣を上げる訳にはいかないし!」


リリア「・・・約束が曖昧ね。仲間になるとはどんな意味かしら、コレから作るギルドに入ってくれるの?それともフレンドととして協力してくれるという意味かしら」


カノン「ギルドに入るわ、それでいいでしょ」


ウィル「・・・おい」


リリア「何?いいでしょ。今足りないのはメンバーよそれに二人誘えれば楽になるわ」


カノン「ただし私が勝ったら白騎士あなたの強さの秘密教えるのと、私たちが作るギルドに入ってもらうわ!それと本当にチーターなら動画を撮ってあげるわ。僕はチートを使いましたごめんなさい〜っ言わせてアップしてやるわ!」


その提案は普通であれば了承しただろうが


今の俺達からすれば頂点戦争への挑戦権が無くなることを意味する。


ギルドを作るのはリリアでなければならない


勝てばメンバーは手に入るが負ければリリアの夢が消えてしまう。


それにカノンの装備は軽装備だが警戒すべきはスキル<魔法の手>での魔法だ。


テオに貸してもらったこの装備も魔法耐性が無い


回避が得意な軽戦士相手に振りの遅い大剣を当てられるか・・・


面白い、久々に楽しめそうだ。


リリア「・・・」


リリアは迷ってる様だ。


ハイリスクな賭けになるが逆にいえばリターンは大きい。


ウィル「やろうぜリリアいける。余裕さ」


リリア「・・・本当に?」


ウィル「約束する。それに今はリスクがどうとか言える状況じゃ無いだろ?信じて」


リリア「・・・頼むわ」


ウィル「任せとけ」


カノン「もういいの?なら始めましょ!」


ウィル「ルールは?」


カノン「アイテムは装備だけ、サイズ普通でどう?」


ウィル「いいぜ、やろう」


     カノンから決闘を申し込まれました



それを了承する


アナウンス「決闘が成立しました。専用フィールドを展開します。」


フィールドが展開されると共に周りにいたプレイヤーやモンスターが消え、カノンと二人きりになる


お互いに武器に取り出して臨戦態勢をとる。


俺を剣と盾、カノンは細剣を抜き構える


細剣の刀身は紫の水晶の様で美しいかった。


ウィル「自信は?」


カノン「あるわ。倒して見せる!」


レベル17カノンVSレベル7ウィル


アナウンス「カウントダウンスタート。10、9」


作戦はいつも通り攻撃を耐え、相手を観察し隙と癖を見つけ反撃する。


相手を観察しとらえられるか・・・勝負はそこだ。


アナウンス「3、2、1、スタート!」


先に動いたのはカノンだった。


腰につけた小さなバックから針の様なものを取り出し


投擲して来た。


投擲物に対して咄嗟に盾を構えてると


針はダメージを与えず盾に阻まれた。


ウィル(投げ物・・・小人族の種族スキルで投擲物の威力が上がってるが金属鎧と盾じゃあダメージは与えられないのか)


投擲物は置いておいて今は迫り来るカノンの対処だ。


カノン「せぁ!」


左手で鋭く突き出された細剣を盾で受けるが接触時に雷のエフェクトが走る。


ウィル「やっぱ魔法剣か!」


魔法剣は物理属性の他に各種属性を持った武器のことで


ダメージを与えると物理と魔法攻撃を与えられる優秀な武器だ。


特に俺みたいな重戦士には相性がいいだろう


魔法属性が入る為そのダメージは素通りしダメージを与える


俺のHPは一割減っていた


ウィル(くらい続けるとまずい!)


カノン「怖気付いた!?」


ウィル「冗談!」


カノンを離す為薙ぎ払うがヒラリと躱されてしまう


カノン「紫電よ!」


カノンが詠唱を始めると右手は紫に光る。


ウィル「マジか!」


今の俺に遠距離攻撃の手段はアルブストライクだけだ


つまりあの魔法は阻止出来ない


カノン「駆けよ!」


カノンの右手から紫電が放たれ俺に向かって来る


雷魔法<ライトニング>だ。


ウィル「クッ!」


タイミングを合わせて回避スキルを発動させ回避するが


カノン「はぁあ!」


魔法が終わった後すぐさまカノンが加速して距離を詰め


紫電の細剣を突き出す。


盾で受けるが魔法ダメージを受けHPが減る


このまま連撃を受けるのはまずい。


剣を上に構え、<スカルクラッシャー>を放つが


カノン「よっと」


サイドステップからのバックステップですぐに距離を取られる


正直分がわるい。


だがパターンは読めた。


俺は盾を前に軽く投げた


カノン「紫電よ!」


カノンが詠唱に入るのは読めていたので俺はライズとの戦いと同じ様に盾を蹴りで飛ばした。


カノン「な!」


飛来した盾はカノンにぶつかり僅かばかりにダメージを与える。


咄嗟に剣での防御した為詠唱放棄、そして一瞬の怯み、チャンスだ。


蹴り飛ばすと同時に走り出し、そして大剣を振りかぶり


カノン「クッ!」


カノンは咄嗟に回避するが


ウィル「だよな!」


振るはフェイント、本命は回避後の隙を狩るこの一撃!


回避した先を予測して放つ!


ウィル「<ラウンドエッジ>!」


ぐるりと薙ぎ払いながら一回転しカノンを斬る


弱点である頭は捉えられなかったがそれでもカノンのHPは四割も減った。


やはり防具が軽装備だから防御力も低い!


<ラウンドエッジ>の硬直時間で追撃は出来ないがそれでも

良い。


コレで相手にはフェイントして来るという一つの選択肢を与えた、そしてその分迷えばいい。


そこに隙が生まれるのだから。



カノン「やっぱり強いね」


ウィル「まあね。それでそっちも全力ってわけじゃ無いだろ?」


カノンはそれにニヤリと笑う。


カノン「まあね。手加減したわけじゃ無いんだよ。ただ速攻で倒してもつまらないじゃん」


ウィル「・・・へぇ」


カノンにつられて俺も笑う。


本当に久々に楽しめそうなのが来たな。

聖羅「ようやくカノン達と合流ね」


明「最初から喧しいんだよなぁ・・・」


聖羅「その喧しいのと一緒に私を煽って来るのは誰でしたっけ?」


明「おおっと!解説の時間だ!今回はスキル<魔法の手>についてだ。」


聖羅「ノーシスが使っていたスキルね。普通魔法を使うには魔法の発動体となる杖や宝石がいるのだけど」


明「このスキルを持っていると片手で魔法を発動する事が出来るようになるんだ。まあ威力も下がるし消費MPも多くなるから純魔はとらないけどな。」


聖羅「ノーシスなんかの魔法剣士がよく取るスキルね、色々と制約はあるけど便利なスキルなのは確かよ。」


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