表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

7/23

007  コミュニケーションって大切よね

「うむ、うむ。 美味い! この木の実は美味いな。 もっと持ってきてくれ」


 ランクアップのせいで異常な空腹となったお腹を満たすため、貯蔵していた肉やら木の実やらをひたすら食べる。

 食料庫担当のオークたちがせっせと運んできてくれた食べ物を、次から次へと口に押し込んでいく。

 数が少ないために普段は大事に大事に、少しずつ食べる木の実も、この時ばかりはほとんど味わうことなく放り込んでいく。


 個人的には、塩漬けしたモンスターの干し肉よりも、汁気たっぷりのあまい果物の方が好みだ。

 配下のオークたちは圧倒的に肉好きなんだけどね。


「うっぷ。 ちょっと食べ過ぎたかも・・・」


 いかん、腹が減ってるからって無計画に食べたのは失敗だった。

 腹がパンパンではちきれそうだ。


「給仕はこのへんでいいよ。 今日はぼくのランクアップ祝いだ。 普段は節制してもらってるけど、今日は腹いっぱい喰うといい」


「アギッアギャッギャーギャッ!(ヤッタ! ウレシイ!)」


「そうかそうか。 みんなが喜んでくれると、ぼくも嬉しいよ」


「アギギッアギャアギャ(主ウレシイ! オレタチモウレシイ!)」


「ああ、ありがとう。 ほら行っておいで。 今日はパーッと楽しもう」


「アギアギッアギギギャ(オーイ! オマエラ!)」


 ぼくからの「お祝い」を聞いた給仕担当のオークは、嬉しそうにドタドタと仲間の元へ走っていく。

 ふふっ。 見た目はアレだが、こうして話してみるといい奴らだ。

 忠誠心が高く、仕事は真面目。

 こちらの要望に100%応えようと日々頑張ってくれている。

 自分のためだけでなく、彼らのためにも、1日でも早く拠点を整えなければな。


「でも良かった。 違和感なく接してもらえて」


 オークからトロールサモナーにランクアップしたことで、ぼくの見た目は劇的に変化した。

 まあそもそも、突然オークから別の種族になっちゃってるからね。

 配下のオークたちが、ぼくだと気づかないかもって心配していたが、杞憂に終わってよかった。


 食料庫から取り出してきた牙ウサギの塩漬け干し肉を、嬉しそうに頬張るオークたちをみていると、微笑ましい気持ちになってくる。

 ボリボリと骨まで噛み砕く姿があまりに野性的すぎるところが気になるが、まあ、それも愛嬌と思えば可愛いものだ。


「ん? というか、さっきオークの言葉をなんで理解できたんだ?」


 あ、もしかして、新しく獲得したエクストラスキル【魔物言語】か【念話】の能力かな?

 ちょっと【鑑定】で調べてみるか。



 エクストラスキル【魔物言語】


 魔物の言語を理解できるようになるスキル。 部族単位の方言なども理解可能。



 エクストラスキル【念話】


 言葉を話せないモンスターと会話することが可能になる。 また指定した相手1体と、距離が離れていても会話が可能になる。(半径200kmの制限アリ)



「ということは、さっきオークと会話できたのは【魔物言語】のおかげってことか」


 今までジェスチャーか一方的な指示でしかコミュニケーションを取ってこれなかったが、これからは会話でオークたちとコミュニケーションを取れるようになったのか。

 組織を円滑に運営するためには、コミュニケーションって大切よね。

 上意下達のブラック企業じゃあるまいし。

 魔王軍はちゃんと部下の意見を吸い上げ、清廉潔白な運営をするホワイト軍隊を目指そう。

読んでくださってありがとうございます!


最後に【奏からのお願い】

『面白い』『続きを読みたい』と思って頂けましたら、『評価ボタン☆☆☆☆☆』を是非お願いいたします!


感想も随時お待ちしております。


今後も本作を書いていく上で大きなモチベーションになります。 是非皆さまからの感想、評価をお待ちしております。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ