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感情複合バッドステタース31

 そして女の子の対象がありすだけではなく、僕も含まれていたということも。

 まいったなぁ……。

 フライパンの上で踊っているポップコーンみたいに、色々な感情が口から飛び出しそうになったけれど、女の子に舌を巻くことでどうにかそれを塞き止める。きっと女の子の眼には今ごろハリセンボンが写されているに違いない。迂闊に触れると怪我しちゃうぜ? わはは。

 僕も後ろのベア子ちゃんに倣ってぐわぐわ吠えずに大人しくする(感情の流出を防ぐための処置だったけれど、沈黙という行為に関してならば、それはきっと同義だよな?)。

 しかし、こうも膠着状態が続くとなると僕の高校生活における皆勤賞の夢が僅か半年足らずで潰えることになるな。いや、思ってもいないクリムゾンな嘘なんですけどね。

 だけど、現状を打破しない限り僕たちはこのまま停滞し続けるであろうことは、揺るぎのない事実。

 さて、どうやら馬骨野郎が水差し野郎にクラスチェンジするときが訪れたようですな。

 おもむろに腰を浮かせながら、身体に密着しているありすを引き剥がす。思わず嘆息してしまうのは仕方がない。メランコリックな気分になってしまうのも然り。最も今置かれている僕の立場ではなく、これから先の僕の立場のことなんだけれど……。

「まったく……、これから先、桜庭に弄られることを考えると、SAN値が減少していくのが否応なしにわかるな」

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