プロローグ
【プロローグ】
西暦20××年。株式会社 AIRYは、とあるゲームの発売を開始した。その名はSEO。
ゲームのプレイヤー達は仮想世界の中へ自身のアバターを五感ごと飛ばし、その世界の中でモンスターを倒し、経験値を稼ぐことで最強を目指していくというこの時代ではよくあるタイプのものだ。
しかし、このゲームは販売直後瞬く間に製造されていた10万本が完売した。それは、このゲームの特徴である“奏楽師”というシステムが関係している。
奏楽師とは、このゲーム特有のJOBカテゴリーで、奏楽師となったプレイヤーは、声や楽器などの音を使う事で、敵に攻撃したり、武器を強化したり出来るという、まるで魔法の様な特別スキル『詩詠』を使う事が出来る。特に、『詩』と呼ばれる特別な詠唱により召喚できる『神楽』は、ゲーム内で屈指の攻撃力、防御力をほこり、神楽を使う事が出来る奏楽師達は全プレイヤーの憧れをその一心に受けている。奏楽師の魅力はそれだけではない。奏楽師となれるのはレベルが一定のラインを超え、運営が認めたプレイヤーだけであるため、その数は10万もいるプレイヤーの中でもほんの一握りしかいない。
これはその世界の中で生きる、ある2人の人物の人生を描く物語である。
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この小説には挿絵等がありません。
つまり、誰かに描いてもらいたいのです。
まぁ、私の画力はEなので…、ちょっと自力は無理ですね。
ということで、もしこの小説に挿絵等つけて下さるという方は教えてください。私はpixivアカも一応この名前で持っているので、コメント等送って頂ければそちらで対応します。