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卒業式の前に泣いた

作者: ヤスゾー
掲載日:2026/03/24

 どうも。

 毎年毎年、花粉に酷い目に遭わされているヤスゾーです。

 この時期は、辛いですよね。

 ところがですね。

 今年はなぜか、私、ほとんど症状が出ていません。

 行きつけの耳鼻科の先生にも驚かれました。


「今年は多いんですよ。症状が軽くなるなんて……」


 しかも、私だけじゃない。

 子供たちまでもが症状が軽い。

 鼻づまり・鼻水は朝だけ。

 くしゃみ·目のかゆみは時々。

 春の宵を、ゆったりと過ごせる日が来るとは思いませんでした。

 何があったんだよ、私の身体。

 ……まさか、占いの本に書いてあった「六月まではとても素晴らしい」って、この事じゃないだろうな……。

 ※前作「初めて占いの本を買った。予想の斜め上だった」参照

 いや、嬉しいけどね。

 これじゃない感が。



 さて。

 花粉シーズンと言えば、卒業シーズンです。

 自分の卒業式には大した思い出がありません。

 学生生活はそれなりに楽しかったのですが、感動したことがない。ゆえに、泣いたこともない。

 ただ、「寒いな~、かったるいな~」と思っていただけ。

 ところが。

 今年、娘の卒業式に思わぬサプライズがありました。

 受付を済ませると、卒業式の進行表と一緒に一通の手紙が。

 卒業生全員が、各々の保護者に手紙を書いたらしいです。

 一行目、手紙の最初の言葉。


「十五年間、育ててくれてありがとうございました」


 ……。

 あれ?

 あれれ?

 私、泣いている?

 こんなありきたりな、よくある文章なのに。

 涙が……。

 つ、疲れているのかな?

 今年は息子も卒業。

 四月から始まる、子供達の新生活の準備に忙しかったから。

 いや。本当に、忙しかった。

 二月下旬から休みの日は、ほぼ全滅。

 全て、子供達の為に時間を捧げました。

 おそらく四月中旬まで、そんな生活です。

 一か月に一回、通っている温泉施設にも行けない。

「なろう」は一作品から二作品、読むのが精いっぱい。

 執筆? 

 とてもじゃないが、出来ない。

 書くことでストレス発散しているところもあるのに、それが出来ない。

 辛い。

 そんな精神状態の時に、この言葉。


「育ててくれてありがとう」


 全ての苦労が報われていくようでした。

 これからもいろいろあるだろうけど。

 子供達の為に、こんなにも奔走する日々は、多分もうないでしょう。

 そう考えると、嬉しいような、寂しいような。

 様々な感情が、私の心に押し寄せました。

 ああ、

 卒業式が始まる前に泣く奴がいるかよ、と自分に突っ込みながらも。

 ハンカチで目頭を押さえるしかなかったです。


 卒業、おめでとう。

 

 無事、息子の卒業式も終わりました。

 この多忙な毎日も終わりのめどが立ってきました。


 息子の卒業式にも手紙があり、感謝の言葉に感動の涙が……。

 と思ったら、手紙の最後に。


「さて、ここで問題です」


 はい?


「この手紙の中に、間違えた漢字があります。いくつあるでしょう?」


 ……。

 涙が引っ込んだわ。




 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
お子様のご卒業おめでとうございます!! 私も自分の時は泣きませんでしたが…子どもの時はどうなるかとドキドキです まだ卒園式しか経験がないので(しかもコロナ下の人数制限卒園式で) なので小学校の卒業式が…
ご卒業おめでとうございます。 お手紙は泣きますよ( ;∀;)卒業式っていうのもジーンときちゃいます。 息子さんの手紙、ユーモアがあって好きです( ´ ▽ ` )間違った漢字、実は1つもなかったのでは!…
ご卒業おめでとうございます!(´;ω;`)にゃぉぉぉん!(´;ω;`)最後のは照れ隠しかな????
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