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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

小料理屋 おやゆび姫

掲載日:2026/02/17

短編ホラーです。

お好きでない方はここでUターンしてください。

とある街角の閑静な住宅街の近くに、美人と評判の女将が営む「小料理屋 おやゆび姫」が開店した。


開店のお祝いの花が店の入り口に沢山飾られていて華やかだ。


夕方5時、開店の時間だ。

着物姿に割烹着を着た美人女将が小さな笑顔で来店客を迎える。


カウンター4席の小さな店は一瞬で満席になった。


女将は「お飲み物はいかがなさいますか?」


と訪ねる。


来店した男性客4人は「熱燗1本」と口をそろえて言う。


女将はお銚子に酒を注ぎ湯の中へ入れる。


そしてしばらくするとお銚子は熱くなり燗酒になる。


そのタイミングで女将がお銚子に触れると。


「熱っ!」


と耳たぶを指で挟む。


男性客は全員萌え萌えだった。


4人全員に熱燗が揃うと、男性客たちはお猪口に酒を注いで、女将を見つめる。


---美人が入れてくれた酒は最高に美味いな---


心の声が吹き出しで見えるようだ。


そこへ女将が。


「本日のお通しです」

「女将さんこれはなんだい?」

「仕込み途中で落とした指の煮付けです」


言われて見ると女将は左手を包帯でぐるぐる巻にしていた。じんわりと血がにじんでいる。


「うーん、これはコラーゲンたっぷりで骨もコリコリとして美味いな」


全員女将の指の煮付けにしゃぶりついていた。



翌日。


5時に開店するとカウンター4席は一瞬で埋まった。


そして…。


「本日のお通しです」

「女将さんこれはなんだい?」

「落とした包丁を空中でつかんだら切れてしまった指の煮付けです」


翌日になると店の入り口には1枚の紙が貼ってあった。



「誠に勝手ながら閉店とさせて頂きます。おやゆびだけでは営業出来ないのでご理解の程よろしく申し上げます。 小料理屋 おやゆび姫 女将より」

続きの書けない短編でした。

お読み頂きありがとうございます。

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