プロローグ
初めまして、閲覧ありがとうございます。
拙い文章ではありますが、よろしくお願い致します。
──この世には、カスが存在する。
カスとは、簡単に言えば「有用なものを取り除いた後に残る不要なもの」である。つまりは、要らないものとも言える。現代社会でも、ありとあらゆるカスと呼ばれる存在がいる。その中でも割合の多いカス、
それは、ヤニカス。
所謂、煙草を愛好する者たちのこと。
愛好というか、依存に近いかもしれない……。
そんなヤニカスに育ってしまったのが俺である。
今更だが自己紹介しておくと、俺の名は夜握 一颯30歳だ。ごく普通の一般企業のサラリーマンで、早いうちに出世街道を外れた夢も希望もない独身男。なお、童帝ではない。
と、まぁ自己紹介は置いておくとして…どうやら今、俺は死ぬ間際らしい。取引先で商談を終え、近場の喫煙所へと向かっていた最中、取引先の入っているビルが爆破した。近くにいた俺は呆気なく瓦礫に埋もれ、動けないこと1時間。救助隊にも見つけてもらえず、息も絶え絶えなのだ。
「…は、ぁ。ちくしょう……せめて最後に、いっぽ、ん…」
――― 情けない声は、小さく響いた。
瓦礫の中で響いたその声に気付くものはおらず、その数十分後に救助隊は一人の遺体を発見した。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
ゆっくり更新していきますので、よろしくお願い致します。




