7章4話
7章 4話
未亜が事務所で土下座する
「家に泊まり込んだにも関わらず、何の成果も得られることができませんでしたぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
叫びながら土下座する未亜のことをしれっと晴翔がシャッターを切る
「おいとるなぁ!」
今は二課が監視をしている
「なんかなぁ…あっ連絡きた」
未亜と俺も学校終わりで2人とも制服で、晴翔も大学終わりなのでいつもよりラフな服装だ…
「令状取るには少し情報不足かなぁ」
そう言いながら次のターゲットを検討する
「文部科学省、学校…なんかパッとしないんだよなぁ」
「それこそ目的の2人とか?」
「名前と顔写真を頼りに地道な捜査で一応2人とも各務原中央中学校在籍なことはわかったんだけど…」
「中1なんだよね〜結衣と同級生」
「…未亜知ってる?」
「全く、うちの学年5クラスあるの知ってるでしょ?」
「あぁ」
「何分?」
「20分」
「多分行ける、行こう」
そう言って車のドアを開ける
「蓮がいなくなったのが辛い」
ハッキングなどの電子ロックの専門知識は全て彼だった
「クソが」
「時間稼ぎなのにこんな徹底するの?」
「今後も目標があるからとりあえずは逃げる前提で動く」
『そそそ、1時間でいい時間を稼いでくれ』
知名度はかなり売ったのでその甲斐あり俺たちTGZのホームページのアクセス数もかなり増えた。
だからこそこれをやる
「オケ行けた」
そう言って結城詩織が扉を開ける
「潜入担当いてよかったな」
「本当だよ、電子ロックもある程度行けてよかったわ〜本当」
そう言って銀行内に入り警備員に銃を向ける
「表いいぞ」
『了解』
表側からフル装備の烏丸葵と天野刻が入ってくる
「動くな!」
「強盗だ!」
「急げ急げぇぇぇ」
プレートキャリアを着てヘルメットを被り腰装備をつける
「重い」
「それな?久々にフル装備で出る」
「いやこの前出たでしょ?」
レベルⅣアーマーを着る
「銀行強盗?」
「TGZだと思う多分」
晴翔がそう言いながら防弾ベストを着る
「構造上狙撃は不可能、俺も突入する」
「mp7使え、貫通弾だ」
mp7…想乃の銃である
「お前が使えよ」
「俺にはm4という相棒がいるものでね」
「そんなキャラだっけ?まぁいいや行くぞ」
「待って〜」
翔が少し出遅れる
「遅い」
「重いから仕方ない、本番初めてだし」
そう言いながらAK12にマガジンを差した
「……準備オッケ〜だよ〜」
『わかった、そのまま行けばいいんだな?」
「いや、回収してほしいものがあるからお願い」
『わかった』
そう言って電話を切ってそのまま110に電話を掛ける
「あっ未成年事件ですMSTに繋いでください」
意外と知られてないがMSTに直で通話するにはこれか事務所の二択があるが緊急性を示すためにこっちにした
『もしもしお電話変わりましたMST電話担当春夏冬和水ですどうされましたか?』
こいつ大阪の時セーフティ全日本の社員だったよな…首になったか?と思いつつ口を開く
「タレコミです。今進行中の銀行強盗の犯人が今から言う場所に向かいます」
『はぁ…わかりました。ご協力感謝します。詳細教えていただけますか?』
「はい…」
『らしいけど、確証はない公衆電話からの発信で完全匿名』
「わかった。二課」
『銀行がいい』
二課の三間坂麻矢が文句を言う
「俺たちだって銀行がいいさぁ!」
晴翔が苦笑いしながらそう言う
『一課今どこ?』
「MST本部出てすぐの国道入る交差点」
『一課お前らの方が近いから向かえ』
悠課長が無線で割り込んでくる
「了解、向かうぞ」
そう言って行き先がTGZのセーフティハウスに変更される
「放せ放せ俺が何をしたって言うんだ?」
「そーだそーだ!私たちあなたに何にもしてない」
隣の部屋で2人が叫ぶが無視してセッティングの続きをする。
昔見たドラマでやっていた公開処刑から着想を得たことで2人を社会的に殺す計画を立てた
「……ここバレないよね?」
『バレないと思うよ〜私の財力を舐めるなよ〜』
イヤホンから声が聞こえる
「マジで協力ありがとうおばさん」
親友の、神谷琴葉のお母さんが山の中の小屋を一つ購入して色々揃えてくれた
ここなら誰にも邪魔されずに公開処刑ができる
「本当に何から何までありがとうございます」
『いぇ、娘を苦しめた人を殺すのは見届けないと…あなたこそここまで娘を思ってくれてありがとう』
そんな話をしてるとセッティングが終わった
「さてと…始めますかねぇ」
あらかじめYouTubeの本社に脅迫メールは送ってあるので問題無し、消されたとしても予備のアカウントはあるしTikTokの運営はゴミなのでそちらも同時進行でやる
「さてと…500人が待機中」
YouTubeのライブ配信のスタートまで残り1分を切った。カメラはOK、その他挑発用のセッティングも完璧
残り30秒深呼吸をする
「おばさんそろそろ切りますね、配信お見逃しなく」
『じゃぁね』
そう言って通話を切り隣に続く部屋の扉を閉める
残り10秒
「5.4.3.2.1…はいこんにちは〜TGZ会長です〜今回はTGZ最後の活動です〜。あの扉の先にいる2人を同接数5万人行ったら殺します〜」
どうせ釣りだよと言うコメントが多いので仕方がない
マジックミラーのカメラを立ち上げて配信画面に持ってくる
「この2人だよ〜あっ嘘だと思ってるね」
カメラを戻して拳銃を出し、壁に発砲する
「私は本気だよ。MSTの皆さん、是非ともコラボ期待してます〜5万人行く前に止めに来てくださいね〜、電話番号はそちらの課員が知ってるはずですよ〜」
海外のサーバーを経由しているので特定は不可能、挑発に乗らない限り勝てない」




