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7章 1話

7章 1話


「はぁ!またかぁ」

ここ最近やめろと言わんばかりに親友との楽しかった思い出を夢に見ては私の声で

“彼女はもういないよ”

と言う声で目が覚める

ここ数日、ほぼ毎日ずっとだ

「大丈夫?」

雫がこちらを心配そうな目で見つめてくる

「大丈夫…ではないかなぁ…もうやだぁぁぁ」

涙が溢れ出る

「え?え?え?ちょっと結衣ユイさん大丈夫?」

「大丈夫、今何時?」

服の裾で涙を拭いながら聞く

「深夜2:00」

「なんで起きてんの?」

「いやリアタイで見たいアニメがあったので」

「なるほどね、なんかおかしない?」

「ポテチな…」

袋を奪い取り開封する

「ごめん食べるわ」

「いいですよ〜」


「潜入班からの最新情報だ。大阪府府庁教育会議に出席する各務原中央中学校の教員及び教頭の殺害が目標、明日7:00にtgzのウェブサイトで殺害予告を投稿するそうだ」

「ニュースは避けられない…となると」

「襲撃の作戦は教育委員会をライフル等で襲撃、会議室にいる教員2名を殺害、離脱」

「教育委員会の守りを突破できる?」

「警備レベルが低い状態を想定して会議が始まってから幹部が下見するそうだ」

「守りを頑丈にしたら諦める?」

「諦めてプランB、高速道路上で襲撃」

「警備部の招集は?」

「それが、文科省のお偉いさんも来るらしくてそっちが優先、高速道路上での警護はsp4人が限界らしい」

「圧倒的人手不足」

「とりあえず会議が始まる2時間前に準備それまで各自好きなように動け、あの隅っこ暮らしの監視しながらならトランプでもUNOでもなんでもしてくれ、仮眠は2人残してすることに私はこれより会議なので寝れませんさようなら」

悠課長の闇が深いことには触れないでおく

「3時間交代にする?」

「にしようか」

2:00過ぎなので3時間後なら5時

「最初の監視…想乃指名していいよ2人」

晴翔が想乃に決定権を委ねた

「じゃぁ海斗と未亜」

想乃が即答する

「らしいですお二人さんどんまい」

「まぁいいけど…」

「じゃ私たちは仮眠するので消灯〜」

会議室の電気が消える

「とりあえず窓際行こうか景色見たいし」

高層階の会議室を借りたので眺めはいい

「UNOやるか」

「事情聴取しながらね」

そう言って机を窓際に寄せてデスクライトを持ってくる

「そういやなんでUNOなんか待ってるの?」

「張り込みの時やろうと思って持ってきた」

そう言いながら未亜がシャッフルする

「想乃ここ座りな」

「私のようなクズが混ざっていいのでしょうか」

「いいから座れほら」

めんどくさい鬱モードに入った

「負けた人…勝った人言うこと聞くね」

「えぇ…」

罰ゲームが決まったところでゲームがスタートする

「赤の1」

全員7枚

「じゃ私から」

未亜が+2を3枚出す

「お前さぁ…」

次は俺の番なので6枚引く

「はい+4青で」

「人のこと言えないじゃん海斗も」

その釜文句を言いつつ4枚引き青の4を出す

「UNO」

未亜が赤の4を出したところでUNO宣言をした

「は?」

「なんなら私の勝ち」

「えぇ……」

残り5枚、全部同じ数字と言うことだろう

「とりあえず+2」

「かいとぉぉぉ」

想乃が2枚引いて赤の4を出した

「あがりぃ!」

未亜が赤の2を2枚、緑を1枚、青を1枚、黄色を1枚出して上がった

「腹立つわぁ…」

そう言いつつスキップカードを4枚連続で出す。残り8枚 想乃は11枚だ

「結局私じゃん」


そんなこんなで結局俺が勝った

「じゃぁ〜想乃ちゃんなんか恋バナして」

こいつ後でぶっ殺すと思いつつ耳を傾ける

「えぇ………」

「ちなみに日記は捜査で全員読んだから知ってるよ」

未亜が爆弾を次々投下する

「海斗も?」

「もちろん」

想乃が顔を手で覆って俯く…が耳までは隠せてない

「想乃耳真っ赤」

未亜が後ろから想乃をツンツンする

「想乃ちゃ〜ん」

「……全部知ってるの?海斗」

「ごめん」

「うぅ…」

「恋バナ聞かせてよ〜」

未亜がダル絡みする

「海斗…助け…」

そのが助けを求めてくるが俺に出来ることは何もない

「…好きな人が居まして…」

「ウンウン」

「同僚なんですけど」

「ウンウン」

「…カッコよくて、でも可愛くて」

「ウンウン」

未亜がニヤニヤしながら俺を見てくる。今処分するか悩む所だ

「アホで」

しれっと想乃に言葉で殴られた

「おい?」

「面白い人で」

「ん?」

「でも優しくて」

「ウンウン」

「そんな浅村海斗くんが私はだ…大好きです」

想乃がそのまま椅子から落ちて机の下に潜り込み体操座りで小さくなっている

「だってさ浅村海斗クン」

未亜がコーラの缶を開ける

「なんで返せばいいの?」

「まずはありがとうで確定演出」

「それ振られる時な」

「振らないの?」

未亜がニヤニヤ聞いてくる…まず俺はこれを殺すべきだろう

「さぁどうだろうね…とりま想乃座れ」

「…ウン」

想乃が机の下から出てきて椅子に座る

「想乃は俺が好きと」

「うん」

「ちょっと立って」

YouTubeで告白のショート動画を見てからこれやってみたいなとずっと思っていた

「想乃やったね両思い」

想乃に思いっきり抱きつく

「…リア充爆誕」

「海斗離して」

想乃から離れて椅子に座る

「想乃、好きです付きあってください!」

改めて告白する

「あり…ありがとう」


「ってことがあってさぁ………」

海斗と想乃がイチャコラしてそのまま2人仲良く机に突っ伏して寝てるのをツマミにコーラを飲む

「ヘルプで来て最初に見せられる物が資料ではなくリア充…腹立つわぁ」

その隣でニコニコ二課のメンバーが見つめる

「こーゆーのに全くない仁と颯太も見習って欲しい」

「いやここまで来たらキモいレベル」

二課総出で応援に来てくれたのでmst全員集合である

「てかこれ…法律的にはどうなん?」

「法律的には…逮捕前から付き合ってたことにしとけばセーフ」

「なるほどアウトだな」

2課長の凛さんが即答する

「海斗クンは“絶対恋愛感情に揺さぶられて脱走援助とかはしないそれは神に誓う”って言ってたし想乃も“流石にそれはしないするなら未亜さんを巻き込む”らしい」

「マジでさぁ…」

巻き込む…要は私を利用して脱獄すると言うことだろう

「未亜さぁん、p228貸して」

mst整備担当の南綾人ミナミアヤトが話しかけてくる

「なんで?」

「分k…メンテナンスする」

「分解したいのね」

ホルスターからp228を抜いて渡す

「そういえば、クソ重要なこと忘れてたけどtgzの幹部の身元が1部割れたぞ」

「マ?資料ある?」

「全員分ある」

「明日からmiuと組対総動員して一斉逮捕は?」 

「潜入自体違法だから証拠がない」

「oh…」


「警察が予想外の動きをしてる」

「バレた?」

「どうやってバレるのよ?」

「不明…でも」

「高速道路上で襲撃?」

「だね、弾代勿体無いけど」

「目立つしなぁ…とりあえず連絡」

「了解」


なんの問題もなく会議が終わり帰宅になった

「後ろからついてく感じなんだ」

「そそそ」

俺たちの武装チームはランクルの覆面パトカーで未亜、俺、晴翔、2課の朝霧仁アサギリ ジン忍野聡太オシノソウタが乗って警護対象の後ろを付いている

「囮作戦…バレたらブチ切れられるぞぉ〜」

50メートル程後ろにいるので単独で帰ってるように見えるだろう

「海斗は想乃が好きだったのかぁ…へぇ」

晴翔がハンドルを握りながら言う。ちょうど真後ろに座っているので顔は見えないが予想はできる。ニヤニヤ顔だ


「みぃつけた」

窓を開けてapc9を目標が乗っている車に向ける

「ぶっ殺すよ〜」

『やっちゃって〜』

イヤホンからtgz会長の白石結衣の声が聞こえてくる。声が意外と踊っている

引き金を引いて窓を蜂の巣にする

「逃げろ逃げろ〜」

マガジンを空っぽにしたので窓を閉めて座席に座る

「イケイケ〜」

運転手がアクセル全開になる


「マルタイ接触!」

銃で何かしら乱射するところが見えた

「追跡で、後方からどうせ悠課長たちが来る」

「了解、無線入れます」

未亜が無線機を操作して本部に連絡を入れる

「至急至急、ms1より大阪本部、中央中学校の先生2名が襲撃、被害不明現在pm5人、pc1台で追跡中、マルタイはサブマシンガン等の連写可能な銃器を所持している模様、名神高速道路を北上中」

『大阪本部了解、現在名神高速道路にて発生した銃器事件、整理番号12』

「緊急配備来るか?」

『現時刻を持って広域特別緊急配備を発令、発令圏内は大阪府及び京都府全域とする』

「あっ…ガチなやつだ」

広域緊急配備、県境を跨ぐ時などに発令される緊急配備であり範囲がとても広いのが特徴だ

特別緊急配備、緊急配備の上位互換、とにかく空いてる警察官は急行するのが特徴である

それを組み合わせた広域特別緊急配備だ

「ぶつける?」

未亜が冗談を言いながらmp9のチャージングハンドルを引く

「早よ帰りたい」

「想乃とイチャイチャしたいんでしょ?」

「そうとなれば追跡延長するか」

「違う眠いの」

「あんだけ存分に添い寝したのに?」

「どんだけいじれば気が済むの君たちは」

「気が済むまでいじる」

何を言っても逆効果だろうなと思いつつm4a1を引き寄せて弾倉を入れ、チャージングハンドルを引く

「晴翔もっとスピード上げろ」

仁が助手席から怒鳴る

「アホ言え一般車両もいるんだぞ」

晴翔が負けじと怒鳴り返す

『ms2から大阪本部、整理番号12番、警護対象を保護、2名とも無事です』

悠課長の声が聞こえくる

『大阪本部了解、救急隊は必要か?』

『要請お願いします』

「未亜無線現在地と発砲許可の申請」

「あいよ〜ms1から大阪本部、整理番号12番、交野北ic前を通過、以前京都方面へ逃走中、発砲許可を申請する」

未亜が無線機に報告をする

『こちら交機16、500メートル先で検問設置』

交通機動隊だけでどうこうなる問題ではない

『大阪本部より各移動へ整理番号12番、県境を越え次第司令圏を大阪本部から京都本部へ移行する。並びに銃器の無制限使用許可を出す』

「よっしゃ50発全弾ぶち込んでやる」

颯太がニッコニコでar57のセレクターをフルオートにする

AR57、m4にp90のマガジンを使えるように改良した物、使用弾薬はバカ(想乃)の拳銃fn5.7と同種5.7mmで50発大容量マガジンだ。

「そろそろ卒業しろよ金食い虫」

「い〜や〜だ〜犯罪者には容赦なく正義の鉄槌5.7ミリをぶちこむまでよ」

「交通機動隊の検問だ」

「準備しろ」

防弾ベスト無し、拳銃は6発の回転式拳銃

対して相手は連射可能なサブマシンガン、勝ち目など全くない…わけでも無い

「検問突破〜したけどやっぱダメだわな」

「まぁそうなるわな」

躊躇いなく柵に突っ込んで突破したがおそらく柵で車の底を破損したのだろう、すぐに停車した

「両手を上げて出てこい」

車を停めて一斉に降車する

「武器を捨てろ!」

「ms1より大阪本部、整理番号12番、マルタイ停車マルタイ停車、乗員は3名全員サブマシンガンを装備」

未亜が無線機に叫びつつp226のスライドを引く

『了解、大阪本部より各移動、整理番号12番が停車交通規制を敷け』

後部座席に1人いるようだ

「両手を上げろ!」

m4を右手で保持し左手で支えながらスタンガンを構えるというかなりのスタンスだが両利きなのでできる荒技だ

「降りてこい!」

未亜と仁、聡太が一列で接近する

防弾盾が3人を守っているが元々未亜が成長期前ということで身長が小さいので高校生の2人が屈む形にならないといけない…誰だよあれタンクにしたやつ

「最終警告降りてこい」

颯太がar57を発砲する…威嚇射撃というやつだ

『海斗、晴翔の2人は颯太の乱射と共に右から行け、俺たちは左から行く』

聡太がぶっ放すことは確定してるのねと思いつつ走る準備をする

「行け!」

颯太が車に向けて制圧射撃を始めたと同時に2人で走る

未亜と仁も走って運転席の扉を開ける

「動くな!」

「降りろほら降りろ」

颯太の射撃が止むと同時に車から犯人を引きずり下ろす

「ms1より大阪本部、容疑者3名確保内2名負傷、救急隊お願いします」

『大阪本部了解』

そういえば結局県境は超えなかったのかと思いつつm4にセーフティをかける


「はぁ疲れた」

「お疲れ様ぁ」

「はぁ…想乃ちょっと来て」

未亜が想乃を手招きする

「ん?」

「ほれ誕生日おめでとう」

未亜が袋を投げる

「とりあえず甘いもの好きだからバレンタインの売れ残r…バレンタインのチョコを適当に選んだんだけど」

「なるほど売れ残りで安いセールになってたものを買ったわけですね、しかもバレンタインと合併できて一石二鳥と言うわけだ素晴らしい」

想乃がそう言いながらチョコを食べる

「おいしいからよし…そういえば私のリュックは?」

「回収したよ?なんかあった?」

「海斗へのバレンタインが…」

「ほら早く!早くもっt…いだぁぁ」

「早く片付けろ」

「あんた誰のおかげで被弾ゼロだと?」

「盾なくても海斗たちは負傷してない、よってあなたのおかげでは無い、ほらさっさと片付けろ」

相変わらずhappyな職場である

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