6章2話
6章2話
「佐久よ今日は月何日だね?」
莉乃がいきなり聞いてくる
「2月1日、さっさと準備してくんない?」
「うっわひっど、彼女をそんな扱いするんだ…サイテーひどい」
「引越しの準備してくんない?」
jcrtの機動部隊は解体…と言っても表面上の話であり、愛知県警公安部少年犯罪対応部隊として完全裏の世界で活動する事が決定したので今いる本部から去り、公安部所有の建物に引っ越すことになった
「これでパソコン最後」
「とりあぇず片付け終わったね」
「公安、カッコいいね」
「やってることそう変わらんけどな。潜入がふえるくらいで」
「いやでもいい人材手に入れたから、tgzのホームページ見つけたのはでかい」
どうやらホームページやオープンチャットなどを利用して人を集めていたらしく、岐阜県警本部の悠課長が条件ピッタリの人間を連れてきたらしい。莉乃しか会ったこと無いからどんなやつかは知らない
「そもそも裏切り者にせんn…イダァ」
莉乃が無言で千夏の膝を蹴り飛ばす…しかも手加減など一切なしで蹴り飛ばした
「痛い、痛いです莉乃さん、違うんです靴脱いだら良いとかじゃなくて」
莉乃が靴を脱いで蹴っている。違うそうじゃない、靴脱いだら柔らかいからいたくないとかじゃない
「はぁ痛いですよ」
「幻覚でも見えてた?薬中さん」
千夏が莉乃の地雷を踏み抜いたらしくガチギレしている彼女に可愛いななんて思いつつ、車に乗り込む
「さてと、行きますかぁ」
「本当に想乃に言わなくていいの?」
悠課長に聞く
「あ〜雫ん事?」
「そそそ、多分“なんで教えてくれなかたの?”とか言ってヒスりそう」
外野で聞いていた未亜が吹き出す
「間違いない、けどあいつ隠し事下手だし」
「それも間違いない」
「まぁ無しかなって…あ、来た」
「はぁ、お前人の事こき使いすぎ、こちとら本部移った影響でクソほど忙しいのにプラスでこのポンコツの世話しろと… ぶっ殺すぞ」
丹羽翔初登場は3章3話、とjcrtの弥生佐久さんが入ってくる
「cqb、cqc警察の基本知識は1ヶ月くらいで徹底的に叩き込んだ」
「空いていたようで何より」
「無理やり君たちが開けたんだよ?」
どうやら本当に繁忙期らしく、苛立っていた
「で、ここからが本題、岐阜市の教育委員会が明後日tgzによって襲撃される。警備付けられそうなら付けて対応よろしく。」
「佐久さんたちは?」
「俺たちは別件で対応が難しい、16時以降なら対応が出来る」
「了解、警備は翔と晴翔に任せる新人研修も兼ねて」
「任せとけ」
「ありがとうございます」
「いえいえ、こちらこそ」
頭を下げてファイルをリュックに放り込んで帰ろうとふり返ったところで刑事に話しかけられる
「飯田さん?」
「はい?」
「あぁいや、ちょっとね息子の、真也のことで」
伊藤真也、私がmstに入ることになった原因を作った人の形をした産業廃棄物の親が刑事をやっているなど信じなれないなと思いつつ振り返る
「やっぱ想乃ちゃんか…君が我慢してくれてたら僕は後ろ指刺される事も無かったし減給される事も無かったのに…」
謝罪、息子がすまなかったという一言さぇあれば私の心も軽くなったのにな…親も親なら子も子だなと言うセリフがこれか…と思いつつfn5.7を持って来なかった事を本気で後悔した。
「何が言いたいんですか?」
「いや、君が我慢しなかったから息子の青春がぶっ壊れたって話、ごめんね時間取らせちゃってじゃ、ありがとうね」
そういって産業廃棄物が階段に向かっていく。とりあえず帰るかと思いそのまま玄関の方に足を向けた
「晴翔先輩はこういう警備した事あるんですか?」
「何回かね、まぁそもそも警護なんて警備部の仕事だし」
警備部が参加して居ないのは公安(jcrt)が掴んできた情報をおおっぴらに出来ないとか言う理由で警備部に情報は流していないし武装も服の裏に隠せる防弾ベストとハンドガンのみとかいう舐めた武装だ。カバンにはsmgをねじ込んだきたがそもそも使ったことない銃しかなかったのでまともに戦闘できるかどうか怪しい
「おまけに新人を連れて警護…まじ舐めてんだろ」
新人を守りつつ襲撃班の制圧…キツすぎる。ちなみに市役所で呼ばれるのを待っている感じの雰囲気を出して話しているので本当にただの市民にしか見れない…ハズだ
「入ってきた二人組、怪しい」
「明らかに学生、あのカバンの大きさなら銃も入りますね」
男性2人が市役所に入ってきた
「教育委員会の窓口って何階ですか?」
「18階です」
「ありがとうございます」そう言ってエレベーターの方に向かっていく
「追わないんですか?」
「まず連絡する。着いてくと怪しまれるし」
「確かに」
と言うか普通スナイパーに最前線任せるなよと思いながらスマホで海斗に電話をかける
「怪しい二人組が教育委員会の窓口行った」
『了解』
「訂正“テロリストが窓口に行った”」
『オケィ今向かう』
「ねぇねぇねぇねぇ聞いてない聞いてない」
非常階段から登り扉を開けた瞬間にブービートラップが作動しフラッシュバンが足を直撃、見事足を火傷した状態で戦闘スタート
「下がって」
p230のスライドを引き初弾を薬室に入れる
「応援は?」
『もう少し待って』
「分かった」
どうせやることはわかっている。ヘリで屋上につけてガラスからロープ降下で降りてくる作戦だろう…
「想乃話聞いてる?」
ぼーっと外を見つめていた
「あっごめん、聞いてなかった。何だって?」
想乃がハッとこちらを向く
「はぁ現在、翔と晴翔が非常階段から身動きが取れない状態になっている。地上チームと航空チームに分かれる」
地上チームはERTが非常階段から、航空チームはロープで降下して窓から乱射する。
「乱射してもいいけど想乃どうするの?」
「2回やってるからコツは掴んでる」
想乃が言う
「じゃ、着陸」
ヘリの扉を開けて、降りる
「降下用意オーケー」
パトカーの音が絶え間なく聞こえてきた
「ロープOK」
「降下用意」
「降下」
地面を蹴って壁に沿って歩く。ロープを話してみろ、死ぬぞ、と言う事で毎回ロープを握り締める手が震える訳でそろそろ慣れなくてはと思う今日この頃
「21階から…落ちたら死ぬ、いやぁだぁぁぁ」
未亜が叫びながら降りる…ウルセェ
「19…次」
フラッシュバンのピンを抜き思い切り窓に叩きつけてガラスごとフラッシュを叩き入れる
「Go」
割れた窓の中に飛び込んでロープを切り離す。
「動くな、警察だ!」
m4を銃を持っている人の足元に5発撃ち込む
「両手を挙げ…解散」
「私しらなぁい」
未亜が爆笑しながらセーフティをかける
「あぁ終わった」
晴翔が犯人2人の頭をmp5でぶち抜いた
「殺しちゃった…」
「終わったな」
投降していなかったので懲戒免職までは行かないが、謹慎、少なくとも始末所地獄が確定した
「ボディカム付けててよかったね、証拠になる」
未亜が鞘がついたままのナイフを晴翔の腰に押し付ける
「あ〜私今食べたいのがあるんだよねぇ…」
未亜がニヤッと晴翔を見つめる
「そっか、食べに行ってきなさい」
晴翔がうざそうな顔で突き放す
「これ、必要なんじゃない?」
未亜が防弾ベストから外したボディカムを指差す
「……奢ります」
「交渉成立ね。報告おわったら返して」
未亜がそう言ってボディカムを晴翔に渡して鑑識やら救急隊と入れ違いでエレベーターに乗る
「お疲れ様です」
事件報告書
2026年 2月3日 対象 岐阜県教育委員会
犯人 2名 死亡 tgzと思われるが不明
概要
岐阜県教育委員会を対象に攻撃を仕掛けたものとし、事件解決から2時間後にtgzから犯行声明が出たことからtgzの構成員と思われる。
また、使用武器に関しては2名ともロシア製と思われるak47で合計18発発砲、流れ弾によって窓口職員が一命負傷、犯人が仕掛けたと思われるブービートラップにより捜査員一名が負傷、出動費用に関しては別紙確認
いちいち書くのめんどくせぇし報告書提出先が毎回違うのが本当にめんどくさいと思うこの頃
「最近想乃がおかしくない?」
教育委員会襲撃から1週間、バレンタインが近づき非リアとリア充がバチばちになり始めた頃、流石にやばいと思い口を開く
「それな?」
晴翔が手を止めて椅子をこちらに向ける。当の本人は未亜とパトロール(買い出し)に行っている
「なんかずっとJRの路線図見つめてるなと思ったら行きなりマップに線書き始めるし」
「未亜は気付いてんのかな?」
「先輩たちの気のせいじゃないですか?」
翔が椅子を持ってきて割り込んでくる
「想乃is陽キャ」
誰とでも分け隔てなく接せれて、間違っている事は間違ってると言える。愛想もいいし人も寄ってくる
「普通にお洒落して二課の凛とかと歩かせたら絶対ナンパされる」
二課所属・成宮凛別名 チャラ男ホイホイ、よくチャラい男にナンパされることからついたとかなんとか
「わ た し が な ん だ っ て ?」
噂をすれば凛が召喚されており、引き戸に持たれていた
「………」
晴翔が無言でスライディング土下座を決めた
「何しにきたんですか?」
「ん?玩具が壊れて暇だから飲みにきたツマミあるでしょ?」
玩具→ナンパしてきたチャラ男 壊れた→捨てた らしい、男は玩具じゃない
「つまみは…未亜たちに連絡してください」
「じゃ私はシャワー浴びてくる」
「僕仮眠してきます」
そう言って翔と凛が部屋を出ていく。
「さてと話を戻そう」
「どこかの誰かさんがやらかした教育委員会 襲撃のヘリの中の時からおかしかった」
「後でお前のゼロイン構う事は決定したとして、現場検証の時もなんとなくおかしかったな」
ずっと壁を見つめていたりぼーっとしていたりしていた
「なんでだろ?」
「学校ではどうなん?」
晴翔がスマホを取り出しながら言う
「普通…を装ってる」
ニコニコ友達と話しているところを何度か見たが目が笑っていなかった。
「あっもしもし未亜、アーユーフリー?うん、ちょい岐阜いってきて、あっそうそうそれが欲しい、暇でしょ?あっ気付いてた?あっOKスピーカーにするわ」
そんなことを思い出してると晴翔が未亜に電話をかける
『想乃は今お手洗い、想乃おかしいのは気付いてたからパソコン調べたいんでしょ?適当な理由つけて岐阜市まで飛ぶから、じゃ切るわ』
そう言って未亜が電話を切る。想乃が来たんだろうなと思いつつ想乃のデスクを漁る。
捜査資料が見たいから見ると言ってあるので後で気づかれても言い訳はできる
「日記?」
「まずパソコン」
そう言ってパソコンを立ち上げる
「pwなんてわかるかいな」
「どうせ誕生…いつ?」
「あのバカのことだ…ほらあった」
机の上にある置物、配属された時からずっとある置物を裏返したら予想通りpwが書いてあった
「伊達にバディやってるだけあるな」
「それはそう」
pwを入力してパソコンを開く
「検索履歴…折りたたみナイフか」
通販サイトの折りたたみナイフの閲覧履歴がズラぁと出てきた。
「厨二病で購入するならバタフライだよな」
「たまぁにいる。それでもコレはなぁ」
飾りのないシンプルなデザインで我らが関市の折りたたみナイフ、人も簡単に殺せそうな物を購入していた
「日記…見る?」
「ダメだろそれは」
そう言いつつ資料を漁る
「ナイフを何故買ったのかが気になるな」
「未亜がマルチナイフ持ってんの見て買ったんじゃね?想乃俺よりCQC上手いから」
cqcとは近接戦闘のことで、格闘戦の事だ。俺、想乃、晴翔、悠、未亜の順で強い
「嫌な予感がする」
「日記見る?」
「それは流石にダメだと思う」
「そうだな」
私の十八番 深夜テンションで暴走によるカオス回が10話ほど続きます
お付き合いください




