5章4話
5章 4話
「g18合法でm1911ダメなのなんなん?」
パトカーの物陰から頭を出してg17を2発発砲してまた隠れる
「g18は9mmでm1911は45apcだから」
未亜が突っ込みつつ発砲する。一応説明すると内戦後の日本では拳銃が簡単に手に入るので、諦めて口径が9ミリ以下の拳銃なら許可さえあれば所持可能になった。g18は9mmだが連射が可能なハンドガンだ。
「クソ誰だよ“家宅捜索だけだから拳銃だけでいいでしょ”とか言ってたやつ」
「「本部長」」
想乃と未亜がハモる。こんなクソみたいな会話を繰り広げてはいるものの目線は家宅捜索対象から目を離さない
というのも時間は30分ほど前に遡る
「ということで、最終確認、捜査対象は烏丸葵16歳、マンション1階住み、強制捜索及び逮捕に踏み切る」
「了解」
捜査車両で未亜、想乃、俺が先行、本部隊は15分後到着で在宅中かなどを確認する為に先行したのだが、腕章とセダン車でバレたらしく駐車場に停め、降車した瞬間に窓ごとg18でぶっぱなして来た。
「プレキャリ着けて来れば良かった」
「それな?プレキャリ、最低フラッシュがあればまだ楽だった」
3マガジンも持って来たのに今Glockに入れたマガジンで最後だ
『ゴーバック渡す。受け取れ」
晴翔の声が無線機から聞こえてくる。ゴーバック、即ち
「逆転の切り札だ!」
台車に乗ってゴーバックが滑ってくる
「何痛いこと言ってんだか厨二病が」
未亜がそう言いつつゴーバックを開く、ゴーバック…プレートキャリアやライフル、ヘルメットなどの装備が入っているカバンの事である。
「フラッシュとmp5、十分だ」
mp5のスラップを叩きマガジンから薬室に弾丸を送り込む
「晴翔、狙撃可能まであとどのくらい?」
『近くに狙撃可能な所が無いから玄関から入る』
「突入と合わせてフラッシュ3発同時に入れる」
『了解、レディ?』
フラッシュバンのピンを抜いて構える。
「go」
想乃と未亜が準備出来たのを確認して号令をかけ、フラッシュを投げ入れる
「制圧射撃する当たったらごめん」
想乃が容赦無くmp5をフルオートでぶっ放す…
『突入できないんだけど』
晴翔から苦情が来たがお構い無しにマガジン一つを速攻で空にした
『烏丸葵を不要発砲及び殺人未遂、公務執行妨害で現行犯逮捕、移送用pcお願いします』
「出動費ね、mp5撃ちすぎ気をつけて」
出動費、主に使用した機材などの点検や購入費などを指す。
今回の出撃費用は
9mm弾 126発 11844円
5.7mm弾 60発 7200円
フラッシュバン 3つ 3万円
合計 4万9044円
ちなみに、未亜と俺で計96発9000円ちょっとなのに対し、想乃がfn5.7を60発7200+mp5の9mm30発2800円である
「俺と未亜2人分を想乃1人が撃ち切ったのか…怖」
「5.7弾自体高いし…mstの金食い虫卒業じゃん喜べ晴翔」
「素直に喜べねぇよ…」
晴翔は出撃費用はそこまで高く無いものの狙撃銃を魔改造しているのでパーツ代がシャレにならない
「俺たちが10発で千円行けるかどうかなのに任務によっては1発で1000超える奴使うからねぇ……」
※これ以降なんの生産性も無い専門的な弾丸の話になります。次回以降ここの話は出すつもりはありません、弾丸の会話に興味がない方は二課のバカコンビのところあたりまで飛ばしてください
「.338ラプアな、殺傷能力高いから射殺前提の任務でしか使わないぞ?」
.338ラプアマグナム、晴翔が使用している狙撃銃で使用可能な弾丸、大きいので対人兵器の中ではかなり強力な弾丸だと勝手に思っている。
「ふつーは7.62使うんだけどな」
「それですら一発150円は下らないけどね」
「想乃の4.6×30の110円前後も頭おかしいけどね?」
mp7・fn57ともに専用弾を使用するので流通数が少なく、弾丸の値段が跳ね上がる。
「あれ?想乃って…金食い虫?」
「弾高い、バカスカ撃つ…」
「しかも朝跳弾とか気にせずに撃ってたぞ」
おかげで葵の部屋の窓はガラスがほどんど残っておらず開放的になり、部屋の中も穴だらけで修理費が高くなった
「おかげで管理人の財布のダイエットが成功したな」
晴翔が苦笑しながら言う
「二課のバカコンビよりやばんちゃう?」
いま未亜が言った二課のバカコンビとは、mst岐阜本部2課所属違法薬物取り締まり課の一瀬悠斗と忍野聡太のことで、5.7ミリがとにかく大好きな2人のことである
「あの2人もだいぶマシになったけどね」
「聴取終わったぞ〜」
葵の聴取をしていた悠斗課長と想乃が入っていきた
「動機は金目的で支持役はtgzと名乗ったそうだ」
tgz、ここ最近未成年犯罪でバックにいることが、多くなってきた。最初はホテル脱出の時だっただろうか……
「tgzに関する情報は皆無、拳銃や爆薬関係のものは全て提供してもらっていたそうだ」
「今後の捜査方針は?」
「科捜研にスマホを回した、解析の結果待ち…と言っても初動捜査はこれでおしまい、捜査一課に引き継ぐ、ご苦労だった」
mstの専門は未成年犯罪の捜査だが基本的に短期捜査で長期になる場合は捜査一課に引き継ぐ。理由は簡単だ
「後1人…2人は来てくんないかなぁ」
そう、人員不足だ
「とりあえずお疲れ、多分また呼ばれるから」
正月初っ端から始まった闇バイト騒動もこれで捜査終了だ…まぁどうせ呼ばれるだろうけど
お久しぶりです
5章投稿させていただきました☆
弾代は国家予算、想乃の人差し指に110円が毎回がかかっている。この110円はどこから出て来たか、国民の皆様から巻き上…いただいた血と涙の結晶税金から出ています。
弾は節約しましょう!
今後もよろしく!
ちなみに今日3/9は弥生佐久くんとサックー氏の誕生日です☆




