4章 1話
4章 1話
「警護対象について軽くおさらい」車に揺られつつ書類を取り出す「時間がないため名前等基本情報は飛ばす」「了解」
今回の警護対象は三嶋理緒中学一年生でTGZと名乗る者から脅迫メールが届いたそうだ。
内容は「逃げ切れると思うな、苦しみは返す倍にして」という短い者だったそうだ。
心当たりは無く、TGZと言うのも不明大阪府警のMSTは別の事件捜査で手一杯、警備部は訓練で手一杯で人手が出せない…じゃぁ一番近い岐阜県のMSTに頼めばいいジャーンということで派遣された…本当に勘弁してくれ
「と言うことでよろしくお願いします」理緒を車に乗せる。今回は家から少し離れたセキュリティが高いホテルに移動し、明日大阪府警警備部が他県への移動を支援すると言う形だ。「じゃ早速行きましょう」エンジンをかけ車を発信させる
そんなこんなでホテルには何事も無く到着し、翌日は観光し帰宅することになった「じゃ、明日早いしおやすみ〜」「おやすみ〜」部屋に入り、パソコンを取り出し報告書を書く「TGZ、苦しみは返す倍にして」報告書を書き終えたのち意味もないのにワープロで白紙のデータを取り出し打ち込む「逃げ切れると思うな…理緒に前科ありの可能性…もみ消し?」パソコンに打ちつつ整理する「TGZとは?理緒に恨みをつのらせる人間の独断行動?警察に相談する時点で心当たりはあるはず…なのに話さない」裏があるのはほぼ確定した「恨まれるとしてそれはなんだ?芸能人じゃあるまいし」年齢的に考えられるとして、いじめの報復、テストや成績での妬み「よし、寝よ」考えても無駄だし今後の捜査は大阪県警がやる「さっ明日に備えて寝よう」
着信音で目が覚めた「…こんな時間になんですか悠さん」『ようやく出た!今君のいるホテルどうなってるか知ってる?』「知りませんよ今起きたんですから」『良く寝れたねいまの今まで』「なんでですか?」『そのホテル、今占領されてるよ』「は?」一気に目が覚める「どういうことですか?!」『そのまんま、正体不明の武装組織推定10〜15人がホテルを襲撃、ロビーに人質が集められてる』「想乃は?」銃はまとめておいた方がいいと想乃が回収した。『たまたま買い物に出掛けていたらしい、ホテル外にいる』「俺のグロックは?」『想乃が持ってる』「うわぁ」『頼みがある。和水は現状自分の部屋で待機させている。戦闘能力があるから彼女と合流して地下駐車場から脱出しろ』「了解」『武器等はドローンで送る。以上だ』電話が切られる。
その後メールで分かったことだが、泊まっているホテルは防犯意識が高く22:00〜翌日6:00まで1〜10階のセキュリティシャッターが閉まる上、メイン玄関からの出入りも不可になる。ロビーに人質がいるらしく、時間がかかる電動カッターは破壊前にバレて人質が殺される。シャッター爆破も、爆破に巻き込まれて死人が出る可能性があるので不可、地下駐車場にはガスが充満しており、祐逸24時間出入りできる地下出入り口からの大人数での脱出も不可、和水のいる10階はシャッターが閉まっているが、和水の部屋のシャッターが偶然エラーでしまっておらず。そこからガスマスクと拳銃をドローンで届けてくれるそうだ。
ということで、任務
メイン目標「ホテルから脱出」
・10階に行き、和水と合流武器を回収せよ
・ガスマスクを装着し、地下から脱出せよ
・MST岐阜部隊と合流せよ
「休暇は無しか」そう言いながら上着を羽織り、扉を開けた
え?最後無一文みたいだったって?
似せたのだよ




