3章 1話
3章 1話
「あっいた海斗」図書館で勉強をしていると想乃がやってきた「どうした?」「真也がいない生活が楽しすぎる」「そりゃだよかった」本当に辛かったんだなと思いながらノートに目を落とす。正確にはノートの上に隠してある資料に目を落とす「何それ?」想乃に見つかった「民間警備会社、セーフティ全日本の資料」主に第1号.4号警備業務を行なっている警備会社だ「なんですかこの何号警備業務って」「1号が施設、2号が交通誘導及び雑録、3号が現金輸送とか4号が要人警護」「民間でもできるんですか?」「うん」(※現実世界でも1〜4号全てできます)「へ〜知らなかったです。でっセーフティ全日本がどうしたんですか?」「いや、ただ指導に行かないと行けないから読んでただけ」「なるほどね……」「そういえば雫がなんかやばいみたいな話聞いたけど」「あ〜私が社会復帰して平日1人で寂しいらしいですよ」「えぇ…」真也がいなくなった学校が相当楽しいらしく、社会復帰後も1週間に一回くるか来ないかだったのがここ最近は毎日投稿している「しーちゃん、最近寝れてないんですよねぇ…」「不眠症?」「多分」「千秋先生呼ぶか」「発狂しますよ?」「小鳥遊ネットワークが化け物だから」風邪や血液検査は整形外科の小鳥遊千秋先生を呼ぶが、精神的な物などは小鳥遊先生の人脈を利用して精神科を連れてくる「本当にあの先生人脈化け物だよ?精神科って言ったら20分で来るし、眼科は10分」想乃がえ?と言う顔をする「ってことで辛そうなら千秋先生に連絡すれば精神科連れてくるよ」「なるほど」想乃が苦笑する「そういえば…今日クリスマスイブですよね」「勤務日ね、通報が多い」クリスマス、年末年始はとにかく犯罪が増える「あと二日で冬休みですね」「ネットトラブル」「……素直に喜べないんですけど」「それなぁ…」犯罪者に休みは無い「ケーキ以外は自分で飯持ってこいって…結構ひどくないですか?」「雫に関してはお前が買ってやれ」「金欠なんですよ」「ははは…じゃまた後で」チャイムがなったので資料を片付けて立ち上がる
「海斗50メートル何秒?」「6.9秒」「え?」「犯人追うと自然に早くなる」「えぇ」想乃が困惑する「誰かさんみたいに有無を言わさず走り出す人とかもいるしね」想乃をチラッと見る「え?私のこと?」「誰かとは言わないけど…保護勤務員になったとか聞いたなぁ…」『やめたれ』『マジでそれなぁ』無線が着きっぱなしだったようで、別地区をパトロール中の未亜と晴翔が笑いながら無線を入れてきた「いじめだぁ〜誰かさんみたいにイオンでグロック乱射しますよ?」想乃がFN5-7が入ったホルスターの上に手を乗せる「ごめんて」「いいですよ」『至急至急、鵜沼羽場四丁目の居酒屋にて男性と男性による口論が発生対応可能各局は至急向かわれたし』「行きますかぁ」想乃が無線機に手を伸ばすと『各務原17向かいます』「事案ドロボー」子供か?「どうせまた似たような事案来るよ」クリスマスイブを免罪符に呑んで酔って口論、家庭内暴力などに発展するケースはよくあるらしい…やめてくれ「それに、大人の対応は大人に任せとけ、俺らの本職は…」『各務原本部からmst、各務原公園にて十代女性が1人でベンチに座っているとの通報、声をかけ、必要ならば保護せよ以上』「俺ら行く」『了解』
クリスマス…




