しお しお しお
才能と運に恵まれているときって、ほんとうに色々とあの手この手で支えてもらえるんじゃないかな。そんな気がするし、そういう感覚の記憶うっすらとだけど自分にもある。だからさ、だからなんだよ、なんていうのかこう、今回あれやこれやと色々挑戦してみたけれど。引き際なのかなって。
しおどきかな しおどきだよ
しおどきかも しおどきだね
いよいよ夏の祭り盛りあがる
なんてときに
ひとつ
しおどきだね しおどきかよ
しおどきなの しおどきです
ミニスカートのプリーツは風に揺れて
ひらり ひらり ひらり
ふわり ふわり ふわり
視線くぎづけになる美しい美しさ美しくある美しき
空びりりって破いていった
ゲリラ豪雨の威力の前では
夕立も朝立も弱まりそうです
なのに だのに なぜに
くすぶりつづけているのかな
自然に消える炎なら そのままでいい
なりゆきでも消え残る 埋め火だから
いやだ まだ 消したくない
いやだ まだ 消したくない
ましてや自分の手でなんて
いやだ いやだ いやだ
消したくない
消すものか
隠し切るんだ
ありとあらゆる火消しの手から
守り通して季節が過ぎた
大事にし過ぎたからこそ
どうでもいいやって潰したくなる
うそだね そんなの
だって本当は
だって本当は
だって本当に
だめだ だめだよ まだだ 消さない
みなよ はらはら まだだ 消えない
しおどきかい しおどきかね
しおどきかよ しおどきでも
しらばっくれてやる
たわごとだったね!