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詩・ポエム集

当たり前が崩れる音

失われて初めて気づくものがある

聞いてた


当たり前と思って過ごしている日々は尊い

知ってた


見せかけの平穏なんて続くわけがない

わかってたつもりだった


でも聞いてただけで 知ってただけで わかってたつもりでいただけで

全然何もわかってない

気づいていたのに無視をして 失われていくものたちを見て見ぬ振りをした


失くしてわかった尊いもの

それは戻ってくるのだろうか

戻って来ないで失い続けるのかも知れない


私のせいなのか

私以外のせいなのか

それとも全部のせいなのだろうか


それはわからないけれど

尊い日常が崩れていく そんな音が聞こえる


ボロボロ ボロボロ

崩れてく

当たり前だと思っていた平穏の終わりが一歩一歩近づいてくる


どうしたらいいのか

どうしたら止められるのか


その答えはわからなくて わからないのがもどかしくて悔しくて

だから見て見ぬ振りを続ける

少しでもこの見せかけの平穏が保たれるよう祈りながら

胸が痛くなる崩壊の音が聞こえていないふりをしながら

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