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猫の恩返し

 家で休息している砂雄は畑の中にある何かの音を聞こえた。

 行って見れば、三色猫はトウモロコシを食べている。

 「なりません、猫さん。食べたいなら砂雄に言えば良い。」

 「ありかと、砂雄。」猫は言った。「僕は餓死寸前で、君のトウモロコシに助けられた。」

 「は…」

 「恩返しをさせておくれ。」

 三色猫はのこのこと砂雄の家に入り込んだ。

 一週間後、砂雄は訊ねた。

 「三色猫さん、恩返しはもう済みましたやら?」

 「まだだ。」三色猫はあくびしながら言った。「寝どころを貰った恩は後少しで。」

 三週間後、砂雄はお皿を洗って訊ねた。

 「三色猫さん、恩返しはもう済みましたやら?」

 「まだだ。」三色猫は牛乳を飲みながら言った。「おやつを貰った恩はまだだ。」

 一か月後、砂雄は猫の背中を撫でて訊ねた。

 「三色猫さん、恩返しはもう済みましたやら?」

 三色猫は何も言わずに、仰向けになってお腹を見せた。

 今だに、三色猫はまだ砂雄の家にいる。

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