クモ
歩ければ、前の道は暗くなった。雨が降り始めて、砂雄の服を濡らした。
おかしいのは、この区域だけが暗い。空を見ると、大きい雲が泣いている。
「何にお泣きになられて?」砂雄は雲に大きい声で訊ねた。
「友たちと喧嘩した。」雲の声が雷鳴のようだ。「風は私が虫を食べると言って、絶交した。」
言いながら号泣、あっという間に地面が水溜りが出来た。
「雲さんよ、ご冷静になされ、何故虫を?」
「食べたことないのよ!」
砂雄が考えて、何かを閃いた。「分かりおりました。砂雄が風さんを見つけて、誤解を解いて上げますぞい。」
歩ければ、明るくなった。強い風が吹き、砂雄の服を僅か数分で乾かした。
「風さん!風さん!」砂雄は叫んだ、「何に怒るになられて?」
「我の友人、まさか虫を食料として食べてる!」風の声は左から右まで、どこから来たすら分からない。「我は虫と一緒に踊だことを知りながら!」
「ご冷静になされ、風さん。それは、風さんが自分で見えたのかぇ?」
「いいえ、鳥から聞いたことや。」
「鳥も、虫を食べる生き物やら?」
「違う、奴らは食べないと死ぬが、雲は食べなくても生きれるや!」
「でやれば、もしや、鳥さんが言うクモは、糸で網を作って虫を捉えた?」
風はやや止んで、砂雄の隣に寄った。
「なぜ知っている?君も見えたのかぇ?」
「いいえ、ございません。しかしクモがそうしたことをお目に拝めたことおります。」
「雲?クモ?」
「クモ、蜘蛛。」
風は悟った。「なんてこった!謝りに行けねば!このお礼いつか必ずや!」
言葉は風と共に一瞬で消えた。




