金と銀の斧
砂雄は山で木を取りに行った。
歩ければ、斧を湖に落とした。
すると、湖が光った。ある女神が出てきて、「君が落としたのは、この金の斧か、それともこの銀の斧か?」
「どっちもございやせん。」砂雄は返事した。
「君は正直ものだ。ご褒美として、どっちも授かろう。」
「貰っておくにはいけません!元の斧で良いでございやす。」
しかし女神はもう金と銀の斧を地面に残し、湖に戻った。
「すみやせん!斧をお返しになってもらいやすかぇ?」
薄らと湖の下に何かを叩いた音がした。
暫くすると、女神はしょんぼりした顔で出て、斧を砂雄に返した。
「どうなさいやしたかぇ?」
「お兄から貰った宝箱は開かないの。」女神はため息して、「うちに金と銀のものしかないから、鉄ならいけると思ったのに…」
「鍵はありません?」
「ないのよ!」
すると、ある赤い宝箱が湖から浮き上がった。鍵穴はなくって、箱のマン上に丸い穴があった。
「この穴は?」
「知らないわ、水が入ったら中のものは壊れるかもしれないから魔法で封じたのよ。」
砂雄はなんとなく悟った。「魔法を解いて、また湖に沈んだら開けるでございやす。」
「…分かったわ。壊れたらただでは済まないからな!」
女神は砂雄の言うどうりにすると、穴から泡が出て、「ポカッ」と開いた。
中には真っ赤な宝石が入っている。
「やった!ありがとう!」女神は宝石を抱いて湖に戻った。
砂雄は金と銀の斧を湖に投げ戻して、自分の斧を持って帰った。




