僕の目の左下にある“ほくろ”から何かが見える!?
僕の名前は、『豊島 愛翔』15歳、高校一年生だ!
気が付けば、、、?
いつの間にか、僕の左目の下に【小さなほくろ】が出来ている事に気づいた!
僕が、子どもの頃になかった“ほくろ”がいつの間に出来たのかな、、、?
僕は鏡を見ながら、そんな事を呟いていたんだ、、、!
僕はもともと、そんなにほくろがある方じゃない、、、!
色白で、何か出来ると、、、?
直ぐに、分かるモノなんだけどな、、、?
例えば、、、?
青あざとか、どこかでぶつけたりとかすると直ぐにそこだけ青くなるんだよ!
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まあ、それとは関係ない話なんだけど、、、?
僕には、同じクラスに好きな女の子がいるんだ、、、!
その子の名前は、『御影 可憐』可愛らしい女の子なんだよ!
・・・でも可憐ちゃんには、、、【好きな男の子】がいるみたいで...。
そいつが誰なのか、、、?
僕には、分からないんだ、、、!!!
*
そんな時、授業中に先生の話を聞いていると、、、?
何か? 【ざわざわ】音が聞こえるんだよ!
そのうち、、、?
人の話し声だと気づいたんだ、、、!
はじめは、僕にもこの声が何なのか、、、?
分からなかったけど、、、?
10分後、、、。
その【声の正体】が分かったんだよ、、、!
そう! その声は、【心の声】だったんだ、、、!
みんなの【心の本音の声】が聞こえるようになったんだよ、、、!
クラスの三上と高岡は、凄く仲がイイと思っていた、、、!
多分、他のやつらも僕と同じように思っていたはずだよ、、、!
だけど、、、?
どうやら? 違うみたいだ、、、!
お互いニコニコして話しているように見えて、、、。
心の中では、けなし合っているんだ、、、!
『俺の方がコイツよりマシだ!』
『三上におれが負けているはずがない!!!』
・・・なんか? そんな【心の声】なんか、、、?
聞きたくないと思っていたけど、、、?
可憐ちゃんの【心の声】も聞く事が出来て、、、!
可憐ちゃんの好きな男の子って、、、?
まさかだったけど、、、?
僕と何時も一緒にいる親友の沼田という男だったんだ、、、!
『可憐ちゃん、、、よりによって? どうして沼田なんだよ!』
▽
僕は、この声が何処から聞こえているのか、、、?
調べてみたんだ、、、!
そうするとね、、、?
僕の左目の下にある【小さなほくろ】から聞こえている事に気づいたんだよ!
『このほくろって? 一体!? なんなんだ、、、!?』
*
このほくろのせいで! 知りたくない事まで知ってしまった、、、!
僕は、だんだん沼田に冷たく当たるようになったし、、、!
可憐ちゃんに対しても、無視するようになってしまったんだ、、、!
【もう、何も信じられないよ!】
そう、僕が心の中で思っていると、、、?
何処かで、誰かが、僕にこう言った、、、!
『愛翔! 君は人の想っている事が分かって良かったんだよ!』
『・・・えぇ!? 誰?』
『ぼくは、君の左下にある【ほくろ】だよ!』
『なんで! 僕にこんな! 知りたくもない事を聞かせるんだよ!』
『でも、知った事で、、、! 沼田君と可憐ちゃんに上手くいってほしいと!
心の中では、そう! 思ってるんだろう!』
『・・・・・・』
『それに、愛翔の事を好きな女の子も知る事が出来たじゃないか!』
『・・・まあ、そうだけど、、、。』
『その子に、アプローチしてみればいいんじゃないか!』
『・・・でも、僕なんか、、、。』
『愛翔! 自信を持てよ! その子は、【愛翔の事が絶対に好きなんだぞ!】
告白して、フラれる事はどんな事があってもないよ!』
『・・・そうかな?』
『あぁ! 勇気をもって! 【告白だな!】』
『・・・あぁ、ううん!』
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僕は、僕の左目の下にある“ほくろ”に言われて、、、!
次の日、勇気を持って! 彼女に【告白】すると、、、?
『愛翔君、嬉しい! 私も愛翔君の事が好きだったんだよ!』って言葉が
返ってきた、、、!
僕は、初めてその時【彼女】ができたんだよ!
やっぱり、人の【心の声】が聞こえる事は素晴らしい。
可憐ちゃんは、僕の親友の沼田と付き合う事になったよ!
今は、素直に二人が付き合えた事を喜べるようになったんだ、、、!
【僕の左目の下にある! ほくろクン、ありがとうね!】
最後までお読みいただきありがとうございます。