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神樹人の物語  作者: 刻黒
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オリジンは森の中を彷徨っていた…。

といっても場所が分からないわけではない

知恵や全感知により近くにあるものや自分の位置などは把握している。


今いる場所は樹の森と呼ばれる森である

人族の伝承では昔、龍がこの森に住み着いていたとされている

実際にこの森に樹龍と呼ばれる龍がいる

龍には樹龍、地龍、海龍、炎龍、雷龍、風龍、闇龍、光龍の8体である

一般的には(ドラゴン)で龍は神龍と呼ばれる。


取り敢えずこの森にいる樹龍に会いに行こうと思っている

樹龍は洞窟に中に住んでいる様だ

洞窟の中に行くと、『神樹の後継者か。』という声が聞こえてきた

オリジンは知恵の中にあった、魔力による念話というものがある


『ああ、』


『神樹は旅立ったか…お主はこれからどうするつもりなんだ?』


『神樹からは自分の分まで生きて欲しいと言われた。』


『これからどうするかは決めたか?』


『いや、まだ決めていない、』


『そうだ、これを持っていくと良い』

そう言って樹龍はカバンを爪の先に引っ掛けて持ってきた

これは魔法鞄といっても見た目以上に沢山のものが入り、

凄いものにもなれば、100tほど入れても重さがそのままだったり

中の時間が止まっていたりするようだ。

これは150tまで入れれて、

時間が止まるまではいかないが

劣化や腐蝕を防ぐ様だ。


樹龍に感謝して洞窟を出た

オリジンは元ゴブリンの集落に戻り、

巨神の魔斧を鞄に入れた

初めは、熊二頭を狩るためだったが、

今ではそんな気持ちも消え失せてしまった

まだしっかりとスキルの確認をしていない為その確認を優先した


ーー


生魔吸収:アクティブ 生命力、魔力、霊力、神力、邪力などあらゆる力を吸収する


神速根:アクティブ 光をも超える速度に変えることができる


身体操作:パッシブ 自分の身体を操る能力


自己改変:アクティブ 自分の身体の特性などを変えることができる


素の産出:パッシブ[オンオフ可能] 魔素、霊素など様々な素を生産することができる


全感知:殺気、危機、気配、魔力、霊力などを感じることができる


爆炎魔法:火属性系統の天災と言われるくらいのものまで繰り出すことができる


海氷魔法: 水属性系統の天災と言われるくらいのものまで繰り出すことができる


鉱地魔法: 土属性系統の天災と言われるくらいのものまで繰り出すことができる


炎上無効: 如何なる状況であっても、火のダメージを負わない


腐蝕無効: 腐ることが一切ない


異常状態無効: 外的要因による異常状態を無効化する。バフは除く


即死無効:即死魔法、スキルなどの効果を受けない


神樹の雫: その一滴で、種族進化するほどの力を含み、

身体の損傷が40%を越しておらずまた、死後1週間以内であれば蘇生も可能にする

そのほかにも様々なバフを与えることができる


万物の種子: 植物に関することであれば神の領域の力まで可能にする

また様々な植物の種子を作り出せて、その成長も自由に操作できる


神樹の知恵: 神樹の知恵の詰まっており、その中にはまだ公に知られていない物もある


ーー


樹の森を抜けると、草原が広がっており

遠くの方に4人程人族か見えた。


そこでは、4人の人族が連携してフォレストウルフの群れと対峙していた



ー人族の冒険者ー


「おい、フォレストウルフの群れが来たぞ、数は5匹だ。」


「よし、手筈通りに行くぞ」

<ヘイト>

すると、フォレストウルフたちは真っ先に、盾を持った大男を狙い始めた。


<ディフェンスアップ>

大男はスキルを使い、防のステータスを上げた


<水魔法: ウォーターアロー>

大男に向かっていくウルフたちを後ろから攻撃して行く


<剣技: パワースラッシュ>

剣を持った男が大男に向かうウルフに横から切りつける


<回復魔法: エリアヒール>

ウルフに傷つけられた者を回復していく


そんな風にして数を減らし討伐しきった



ーオリジンー


へー、面白い…人間はあんな風に魔物を討伐するのか。

あんな風な人間を冒険者と言うのか


樹の森の向かいにある名前の無い只の森に移り住んだ


森の中に、万物の種子を使い木を操作して、小屋を作った

目印があったほうがいいだろう


よし、これでいいな


あとは何しようか、、そうだ、ガーデニングとやらをしてみるか…


まずは鉱地魔法で土をほぐし、たがやして

万物の種子で植物の成長を一気にできるが、それだとつまらない

さて、何の種子にするか、

そうだ、マンドレイクを植えて、

こっちには仙桃の種子、

ここには、霊果の種子を植えるか…

それとこっちの方には……

と種子を植えていった


そうだ、ここを守る者を作るか


自分の枝を折りそれを土に植えて、万物の種子によりゴーレムへと変化させていった

だがしかし、神樹の枝から作られたゴーレムは通常とは異なった

オリジンが作り出そうとしたのは、ウッドゴーレムだったが、

実際にできたのは、草樹の守護者(プラントガーディアン)

ちなみにガーディアンはゴーレムの上位種であり、

草樹の守護者はガーディアンの中でも上位の者だ。


だが、ここを守る者だけでなく、植物の世話をする者も必要だ

オリジンは知恵の中にあった召喚魔法陣を書き、

魔力ではなく霊力を込めたすると陣は光を放ち、精霊を召喚した。

精霊は妖精の上位の者を意味する。


召喚した精霊の名はエント上位精霊だ。

「俺を召喚したのは、お前か?ってトレントじゃねーかよ」


『いや、正確にはトレントではない』


「む、声がする…お前が発したのか?」


『ああ、』


「まあいい、で俺に何をさせたい?」


『こっちについて来い』


ー移動中ー



『ここの植物たちの世話をしてもらいたい』


「こ、これは、、ここにある芽は、全部幻と言われるものばかり…

中には伝説級の物まで…お前、何者なんだ。」


『ああ、言い忘れていたな、自分は神樹だ』


「神樹って、あの神樹か!?」


『ああ、正確には後継者だがな』


「そうか、で、俺はこの植物植物たちの世話をすればいいんだな?」


『ああ、そうだ。』


「分かった」



そして、そのまま森で3年ほど暮らした。


ー3年後ー


まだ芽だった植物たちは大きくなった、

成長したマドレイクに自我が芽生えマンドラゴラとして5体生まれた

またオリジンによって魔力や霊力が満ちて、

妖精や精霊たちが移り住んできた。

精霊や妖精マンドラゴラたちと過ごしていたある日、


『マスター、この森に侵入者がいます。』

ガーディアンたちから連絡が入った。

といっても、一番最初に作ったガーディアンは進化して

樹木の守護王となり、念話などもできるようになっていた

『そうか、なるべく危害を加えず拘束して来てくれ』


『了解しました』

しばらくするとガーディアンたちに拘束された騎士たちが現れた


「これはどう言うことだ…離せっ!」


『この森に何しに来た』


「こいつらの親玉はお前か!すぐに離せ!」


『こちらの質問が先だ』


「く、薬草を取りに来た」


『わざわざ、騎士それも紋章付き、王国騎士の者だろう?』


「ああ、姫さまが病気になられた、

だが、回復術師に回復魔法を使わせても回復しなかった。」


「そこで診察を詳しくすると、魔障病だと分かった。

だから、この森にそれを治すために薬を探しに来た。」


『そうかでは、これを持っていくといい』

オリジンはそう言って仙桃を差し出した


「こ、これは?」


『仙林檎だ』


「せ、仙林檎…これをどこで?」


『それは言えない』


「そ、そうかだが、これで姫さまが救える!」

騎士たちはお礼を言うと帰っていった



ー1周間後ー


『マスター、またこの前の騎士たちが来ました』


む、、またきたのか?


「樹人殿、この前はありがとうございました」


『それで、今日はどんなようじで?』


「王が貴殿にお礼が言いたいとのことで王宮に来て頂きたい」


『分かった。いいだろう』



ー移動中ー

補足: オリジンは体を人に近い木製の人形のような何感じに変化させています

そして、声鳴草というもので喋れるようにしている


ー王宮:王の間の前ー


「では、樹人殿入ってください」


オリジンが中に入ると、騎士や貴族たちの視線が一斉にこちらを向いた

その後王が現れて玉座に座った。


「この度は娘を救って頂き感謝する。」


「ああ、どういたしまして」

すると、「なんだその態度は!?、王の前だぞ!」


「?、なぜ助けた側の俺が助けられた側に頭を下げるんだ」


「よい、この方は恩人である。」

王が貴族に向けていった


「で、俺はなぜ呼ばれたんだ?」


「この度はの褒美は何が欲しいか?」


「あーそうだ、この国への入国許可証が欲しい」


「そうか、すぐに作らせよう」


その後も面倒臭い話をして終わった。


ー?ー


くそー、あの樹人ただじゃおかねーぞ


俺が王に注意されちまったじゃねーか…


これでは俺が、王に抗議した愚か者としてバカにされるでは無いか!



ーーー


__________________________

樹木の守護王

Lv 79

H 83638

M 8373

攻 8372

防 83622

魔攻829

魔防 8272

速 7369

スキル

樹木操作 魔闘術 樹魔法 念話

大剣術 盾術

______________________

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