『目覚めたら記憶喪失でした』
えーっ、もうネタを考えるのも面倒になってきたので、人様がお考えになられたタイトルだけを頼りに、私なりの解釈でそのタイトルのプロットを考えてみようかなと始まったのがこの企画でございます。
さて、いつまで続くか判らない、というか続けていいのか?な企画ですが、第12回目のパクリタイトルはこちらです。
『目覚めたら記憶喪失でした』
これは同じ作者の『かしこまりました、社長様』とどっちにしようか迷いました。ネタとしては『かしこまりました、社長様』の方が色々弄れそうだけど、捻くれているんでこっちにしました。うんっ、自分で自分の首を絞めているな。
記憶喪失ねぇ。それって目覚めたら自分が記憶喪失だって判るものなのだろうか?忘れてしまった事を忘れていると自覚出来たら、それはそれですごい事なんじゃないのか?中途半端に覚えているのだろうか?自分の名前も『セント・マリア・イブニング』の内の『マリア・イブ』だけ覚えているとか。しかもこれだけでもちゃんと名前として通じるのに何か足りないと言う事は感じるという事か?
う~んっ、記憶喪失系ってちゃんと物語にしようとすると大変だよね。下手なことを書くと後の方で整合性を取るのが難しそうだ。えっ、昨日勉強した授業の内容だけが思い出せない?あーっ、そうだね、それは大変だ。でもそもそも初めから覚えていなかった方に5ポイント賭けてもいいな。
さて、舞台はどうするか。多分本編の方は現代だと思うけど、せっかく記憶がないのだから異世界に飛ばそう。これなら異世界モノで問題になる現世との違いや違和感を全て記憶喪失のせいにできるからね。
後はもう好きなように話は転がせる。だって何をやらせたっていいんだから。記憶喪失ってちょー便利。知識チートができない?そんなのは誤魔化せっ!「なんで私はこんな事を知っているんだろう?」の一言で解決だっ!運動能力系だって、体が勝手に反応した。で構わない。記憶はなくしていても体は覚えている事にすれば一件落着。というか、記憶を無くす前の主人公って超人だったのか?
この設定だと、記憶を無くす前の主人公ってどんだけ凄いんだよ、と言う疑問が読者の心に湧くだろうけどそんなのは気にしない。読者サービスでそれらの設定を明かしちゃうと後がつらくなるからね。というかそんな設定を考えるのは面倒でしょう?
そしてこんなにおいしい設定の主人公だから何をやらせてもノープログラム。いや、プレミアムだったか?とにかく何だってやらせられます。魔王を倒したければ倒せる能力を持たせられるし、内政改革をしたければ的確な助言がぽんぽん口からでたって構わない。全ては記憶を無くす前に拾得していた事に出来るのだから。
あーっ、恋愛モノだけは容姿が関係するからちょっと難しいか・・。いや、いっその事記憶をなくした時に容姿もイケメンになった事にしてしまえっ!そう、実は記憶を失う前の現世の主人公自体が仮の姿で、本当は今の姿が本当だったなんて事にすればいいか。ヒロイン辺りに「戻ってきてくださったのですねっ!キレート様っ!」なんて言わせればいいだけだ。いいねぇ、何でもありだよ、物語って。
しかし、ここで問題が生じる。何でも出来ると言うことは何かしらかを成さねばならないと言うことだ。やらせたい事が作者にあればいいけど、漠然とした考えしかないと何をやらせたらいいか迷うだろう。俺Tueeをしたければその事について何かしらかの知識が作者に必要だし、恋愛モノにしたければ自分の恋愛感を曝け出さなくてはならない。
それにもっと根本的な事がある。それは・・。
それが書きたいのなら初めからそれで書けばいいじゃんっ!記憶喪失必要ないじゃんっ!
うんっ、上で挙げた設定って記憶喪失というテーマから外れているよね。記憶喪失が主題ではなく道具になっちゃっている。あらら、これは失敗したかもしれない。
それではまた来週ぅ~。・・後1回だ、がんばれ俺っ!




