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神スキルストアで楽々異世界ニート生活 ?  作者: 荒三水
一章

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42/87

スーパー二刀流


「なっ、そ、その剣は、まさかディバインハート!?」


 あ、やべっ。

 こいつ知ってやがる。

 ごまかせ、なんとかしてごまかすんだ。

 

「バインバインハート? い、いや~なんか違うんじゃないすかねぇ」

「いや、それはどう見ても現在行方不明になっているわが国の国宝聖剣ディバインハートに違いない! なぜ貴殿がそれを?」

「え、これ? これはその~……ひ、拾ったんすよたまたま。ホント、偶然。全然そんな、ネコババとかしてないんで」

「しかもその輝き……聖剣を装備しているだと? すると貴殿も神聖騎士……いやまさか勇者……?」


 やべえよやっぱ色々知ってる奴だよ……。

 ていうかこれ国宝なのかよ、このままパクったら後ですげえ罪に問われそう。

 ちっ、こうなったら開き直るしかねえ。

 

「ふっ、バレちゃしょうがない。この俺が神聖勇者騎士様だ。痛い目に合いたくなかったら、この剣は見なかったことにして、さっさとさらった女の居場所を教えろ」

「神聖勇者騎士……? なんだそれは初めて聞くが……更なる上級ジョブか? いいだろう、相手にとって不足はない!」


 ビビって逃げるかと思ったら俄然やる気になってるようだ。

 やっぱどっかのアホ魔族みたいにはいかないか。


 相当腕に自信があるっぽいが……それにしても、なんか俺の言動のほうがものすごい小物臭というか小悪党感があるんだが大丈夫かな。


 どうしよう、聖剣使っても俺のザコいステータスでは普通に負けそう。

 なんせ自分より一回り小さいネコ女に腕力で負けるぐらいだから。

 

 いや待てよ、ここは聖剣よりイズナに借りた武器のほうがいいかな? 

 そう思い返した俺は、魔法の道具袋から、切り落とし丸を取り出す。


「ぬっ、その禍々しいオーラ……。まさかヴォーパルグラディウス!? それはかつてヒトの王が、友好の証に獣王に渡したと言う……」

「違う、これは切り落とし丸だ。チビエロ忍者から借りた」

「チビエロニンジャ? 一体なんだそれは……」


 忍者って俺が勝手に言ってるだけだから、ここの人には通じないのかもな。

 というか、なんでそんなご大層なもんをあのチビッコが持ってるんだよ。


「それで、その剣をどうするつもりだ……? はっ、まさか二剣使い……?」


 ほう、二刀流か。

 その発想はなかった。

 というとやはり、二刀流的なスキルがあるのかな。


「ちょっと待ってね、準備するから。言っとくけど今襲ってきたら卑怯だからな」

「わかっているとも。準備ができるまで待ってやろう」


 ふっ、バカめ。

 回復してやろう、とか言ってカッコつけて、後で全力でボコられるボスなみにバカだ。


 何か騎士道ぶっているようだが、この俺にじっくりスキルを探す時間を与えるなど愚の骨頂。

 

 さっそく二刀流で検索だ。

 俺は聖剣を地面に突き立ててウィンドウを起動する。


 ―――――――――――――――――――――

  

 スキル名 スーパー二刀流


 作成者  サムライニンジャマスターブシドー

 

 概要


 ブシドートハ、斬りマクルコトト見ツケタリネ!

 サムライ、ニンジャ、サイコーデスネ!!

 

 20000GP


 パッシブスキル

 発動条件有り 両手に片手剣、短剣いずれかを所持


 発動中は「片手剣Lv4」「短剣LV4」と同等の技能スキルを得る。


 

 ―――――――――――――――――――――

 

 なんだろうこれは、いろいろ勘違いしている人か……。

 何か違う気もするが、下の説明を見る限りではまともそうではある。


 うーんでも高いなぁ。

 あかりちゃんのマッサージ(意味深)一回分か……。

 

 非常に迷うが、今すごく二刀流してみたい。

 理由? なんかカッコよさそうだから。隠しスキルっぽくてロマンがあるし。

 

 しかし肝心のGPが……おっ? 残りGP31620?

 イズナの分を差し引いても、やたら増えてやがる。

 なんだろう、ならず者のアジトを焼き払ったからか?


 よし、ここは思い切って買っちゃおう。


 GPなんてもんは天性の聖人君子たる俺の人徳をもってすれば、勝手にぼんぼん溜まっていくだろうし。

 

 スキルをラーニングした俺は、地面に刺した聖剣を引き抜いて驚く。


 スキルのおかげか、剣がやたら軽い。小枝ぐらいにしか感じない。


「よし、これで準備は整ったな! いざ勝負!」

「あっ、ちょ、待った、まだ心の準備が」


 斬り合いとかしたことないですぅこわ~い。

 などとやっている間もなく、騎士が嬉々として斬りかかってくる。

 俺は慌てて聖剣を盾にしてそれを受けた。


 ガキン!!


「うわ危なっ」

「そらそらそらぁっ!!」


 ガキッ、ガキッ!!


「わっ、やめてほんと」

「まだまだぁっ!!」

 

 バキィィン!

 ガキィィン!


「だから危ないっての!」

「なんのこれしき!!」 


 俺は両手に持った剣を闇雲に振り回して、なんとか相手を追い払った。

 ふぅ、怖かった。

 

 ……あれ?


「ぐぬぅ、やはり手ごわい……」


 適当にブンブンしてただけなんだが、相手は攻めあぐねているようだ。

 というかむしろこっちが押してるっぽい。


 もしかして俺って強い?

 なんか知らんがスキルと武器が強いのか……?

 これはもっと強気に出ても大丈夫そうだ。

 

「ふっ、勝負は見えたな。切り落とされたくなければ、さっさと降参しろ」

「クッ、なれば、こちらも本気でやらせてもらおう」


 エッ、本気でなかったんで?

 そんな、やめてください、僕ごときにそうやって剣を両手持ちして気合込め出したりなんかして。


 なんか剣からヤバそうな光を発し出してるが、相手人間だぞ?

 でかいドラゴンでも狩る気かよ。

 

「待て待て、話せばわかる、だから一度剣を収めて……」

「これぞ、神聖騎士のみに使用を許された神聖剣技……その奥義。その名も、聖光神烈斬!」


 あいたたたた。

 おいおい、今時の中学生でももっとマシなネーミングするだろ。

 

「さあ、次の一撃、そちらも本気で来なければ、後悔するぞ!」


 何かこっちも必殺技的なものを要求されている。

 かめ○め波対かめ○め波みたいなのをやりたいってか。

 必殺技とかあるわけねえだろそんなもん。

 

 ……ん? と思ったけど、あるのかな?

 ふと思いついた俺は、『神聖剣技 奥義』でスキルストアを検索した。

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