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読書/林真理子『胡桃の家 シガレット・ライフ』 ノート20180318
林真理子『胡桃の家 シガレット・ライフ』新潮社1996
収録されている短編の一つ「クルミの家」は、夫の浮気が原因で東京のマンションに引っ越した女性が、母親を引き取りに行く。母親が厄介になっていたのは叔父が後をとっていた実家だ。実家を解体してテナント・ビルをこしらえることになったのを機にしてのことだった。
もう一つの「シガレット・ライフ」は、安保闘争期の初体験相手の男子高校生が自滅したのだがまだ尾を引いているデキル女が主人公。やがて婚約者ができるのだが、何かと制約を言ってきてウザイ。煙草は吸うな、煙草を吸う女を好きな男なんかいるか! と喚くので、煙草を吸って、けむりといっしょに吐き出しちゃったわみたいなお話。
キャッチコピーにあるバブル期を、したたかに、しなやかに生きる女たちを描いた作品。昔、著者は、あのタモリの長寿番組「笑っていいとも」のテレフォンショッキングにゲストできたことがあり、強く印象が残った。私は本書をコンビニで買った。
ノート20180318




