映画/『君の名は。』 ノート20180320
新海誠監督『君の名は。』2016年に公開。
学生の夏休み期間で、『シン・ゴジラ』の後にやっていた長編アニメーション映画だ。少年少女が入れ替わるドラマは、1975年のテレビシリーズ『へんしん! ポンポコ玉』、1982年の尾道三部作『転校生』が記憶に残るところ。『へんしん! ポンポコ玉』は、サトウハチローの『あべこべ物語』を原作とし、『転校生』は山中恒『おれがあいつであいつがおれで』を原作としている。いずれも児童文学だ。これに彼の伝説的NHKドラマ『君の名は』のすれ違いラブストリー要素を加えている。
東日本大震災の後を連想するような、チアマト彗星落下によって壊滅した町に絡んだ、少年少女の物語。登場時点において、三葉は死んでいる。そのまま時間が止まっていて、運命の人となる少年・瀧と出会う。神社の巫女である三葉は、元神主・民俗学者・現職町長である父親を説得、住民の大半を誘導して避難させ
るのだが記憶を失くしてしまう。しかし瀧は列車でみかけて途中下車し、赤い糸をたぐるように、階段ですれ違った女性に声をかけたとき、互いに、「君の名は。」となって終わる。
どこの映画館も行列ができて、年を越してゴールデンウィーク前まで延長上映していた。私も二、三回みてきた。
ノート20180320