表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
もう一度妻をおとすレシピ 第8冊  作者: 奄美剣星
読書感想文
67/100

読書/夢枕獏『陰陽師』 ノート20180312

 夢枕獏『陰陽師』文藝春秋1991


 第一作は、「玄象といふ琵琶鬼のために盗らるること」「梔子の女」「黒川主」「蟇」「鬼のみちゆき」「白比丘尼」といった短編群が収録されている。古典『雨月物語』『大鏡』『今昔物語』あたりに取材していたと記憶している。古典の総量からしてもこの陰陽師に関する資料は少ないのによくもまあ、ここまで引き延ばしたものだと思う。この物語が発表される少し前に、荒俣宏氏による『帝都物語』があり、そこでも詳細が述べられている。

 第一話の「玄象といふ琵琶鬼のために盗らるること」以来、宮廷楽人の貴紳・源博雅が登場し、陰陽師安倍晴明とコンビを組む。原典『今昔物語』には、晴明は顔を出さず、博雅が単独で活躍し、脱走した琵琶を奏でて満足させてやるという内容だった。古典のいくつかを組み合わせが楽しい伝奇である。

          ノート20180312

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ