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読書/荒俣宏『本朝幻想文学縁起』 ノート20180318
荒俣宏『本朝幻想文学縁起』 副題は「震えて眠る子らのために」集英社1985年
日本の幻想文学の系譜を、さる文士の家に友人が訪ねてきて、百物語を語りながら、古代、中世、近代と解説する趣向。古事記・日本書紀から近世の読本、さらには浄瑠璃といった舞台まで、怪奇な物語を九十九までで話してやめるべきところを、ついつい盛り上がって百まで話てしまい朝を迎える。文士とその友人の運命やいかにという終わり方をしている。
ノート20180318




