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もう一度妻をおとすレシピ 第8冊  作者: 奄美剣星
読書感想文
58/100

読書/A・メリット『イシュタルの船』荒俣宏訳 ノート20180318

 A・メリット『イシュタルの船』1924年。荒俣宏訳・早川書店1982年。


 A・メリット(エイブラハム・グレース・メリット)は、新聞記者で雑誌編集者である。小説は趣味で書いた。1919‐52年に作品を描いた。ノース・ウエスト・スミスシリーズのC・L・ムーアなどと一緒に活動したアメリカのファンタジー作家だ。活躍していた時代が時代だけに、ラブクラフトの影響を受けているのだという。

 コレクターである主人公は、古代メソポタミア文明の遺物であろう不思議な石製の彫刻〈イシュタルの船〉を手に入れ自室で眺めていた。白いところが女神イシュタル、黒い部分がネルガルの縄張りだ。大昔、巫女と神官の禁断愛を裁く場として、二柱が延々と戦うコロッシアムだった。だが二柱は直接は戦わず、船上では、駒となる戦士が代わって戦いあっている。主人公はイシュタルの巫女側の戦士として戦うことになった。

 劣勢であったイシュタルの巫女側だが、主人公の参戦によって一気に勢力を挽回し、巫女は恋人と契る。大団円の結末と思いきや、現実世界の自室に戻って、美女を抱きしめるかのように、死んでいた。そのとき見た走馬灯がこの物語である。

           ノート20180318

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