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読書/池井戸潤『オレたちバブル入行組』 ノート20180318
池井戸潤『オレたちバブル入行組』文藝春秋2004年。
『半沢直樹』の題名でテレビドラマ化し、「倍返しだ」の決め台詞で一躍有名になったものの原作小説。経済小説であり推理小説でもある。エリート銀行員半沢直樹は、主力店舗である、大阪西支店で融資課長を務めている。支店長浅野匡の命により、西大阪スチールへの投資を行ったのだが、直後に倒産。同社の東田社長は失踪し支店長は責任を半沢になすりつける。そのため、不良債権を回収するため、同僚や部下を動員して、東田の後を追う。かぎを握る、西大阪スチール東京本店店長・波野の口を割らせる。結果は、計画倒産で、支店長浅野匡が絡んだものだった。半沢が刑事告発しようとすると、東田社長や浅野支店長の細君が泣きを入れてきた。東田の土下座のあと、半沢は本店に栄転する。
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