読書/クリスティー『マースドン荘園の悲劇/ポワロ』 ノート20130215
読書/クリスティー『マースドン荘園の悲劇/ポワロ』 ノート20130215
『マースドン荘園の悲劇/ポワロ』(『ポワロの事件簿1』所収)
○ポワロ/探偵
○ヘイスティングス/相棒
○マルトラヴァーズ夫人/被害者の妻・真犯人
○ブラック大尉/有力証言者
マルトラヴァーズ/被害者・破産しかけている資産家
アルフレッド・ライト/保険会社重役・依頼者
バーナード医師/死因の助言
●夫が破産に瀕しているのを知り、単に財産目当てで結婚した年上の夫にうんざりしてしまった。
●そこで彼女は多額の生命保険に加入させて、それから自分の目的を達成するための方法を捜した。
●ふとしたことで、それがみつかる。青年将校の奇談がそれだ。
●翌日の午後、大尉殿はすでに航海中だと思い込んで、彼女は庭の中を散歩する。『昨晩のお話、なんて奇妙なんでしょう!』そう夫に話しかける。『あんなやり方で、自分を撃てるものかしら? できるかどうか、恰好だけでもみせてくださいな!』
●可哀想にマルトゥール氏は実演してみせる。ライフルの銃口を口にくわえたのだ。
●彼女は身をかがめて、指を引き金の上にあて、笑いながら見上げる。『ねえ、あなた』とずうずうしく声をかけ、『もし私が引き金をひいたら?』
●「そういって、そういってだよ、ヘイスティングス。彼女は引き金を引いたんだよ」
ノート20130215




