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もう一度妻をおとすレシピ 第8冊  作者: 奄美剣星
読書感想文
36/100

読書/クリスティー『ABC殺人事件/ポワロ』 ノート20180314

クリスティー『ABC殺人事件』1936年

    堀田善衛翻訳 創元社1959年


〈梗概〉

 ポワロが住むマンションに、殺人犯ABCから殺人予告と挑戦状が届くところから始まる。第一の被害者がアリス・アッシャー夫人という煙草屋店主、第二の被害者がベティー・バーナードというプレイガール、第三の被害者がカーマイケル・クラーク卿という貴族という順で、被害者の頭文字がABCの順になっていること、各現場に共通し時刻表ABCが落ちているのが特徴だ。

 ポワロは被害者遺族たちとともに、調査チームを結成し、犯人の足取りを追う。するとその捜査線上に、戦傷により脳に障害を受けたアレキサンダー・ボナパート・カストというセールスマンが浮上してきた。だが、犯人が第四の犯行を予告した場所に行ってみると、被害者はジョージという人物だった。DになるはずのところがJになっている。これは犯人の誤認なのだろうか。いや、第四の殺人は犯人にとってもはやどうでもいい殺人で、目的は達成されたのだろうと察する。すると第三の殺人以前の殺人というのも、犯人にとってはどうでもいい殺人だったのでは? と疑問をもつようになった。

 ポワロは、そこで、容疑者や被害者遺族達を集めた。

 犯人の犯行動機は、第三の殺人であるカーアイケル・クラーク卿の殺害こそが目的で、誰が得をするかといえば、そのことによって遺産を相続する弟のフランクリン・クラークだと結論ずける。セールスマンのカストは、フランクリンが雇ったトリックスターだったのだ。


〈目次〉

01手紙 02挿話 03アンドーヴァー 04アッシャー夫人 05 メリー・ドロワー 06 凶行現場 07パートリッジ氏とリデル氏 08第二の手紙 09ベクスヒル海岸の殺人 10バーナード家 11ミーガン・バーナード家 12ドナルドフレーザー 13会議 14第三の手紙 15カーマイケル・クラーク卿 16挿話 17準備 18ポワロの演説 19スエーデン経由で 20レディー・クラーク 21犯人の人相 22挿話 23九月十一日、ドンカスター 24挿話 25挿話 26挿話 27ドンカスターの殺人 28挿話 29警視庁にて 30挿話 31エルキュール・ポワロの質問 32狐を捕まえろ 33アレキサンダー・ボナバード・カスト 34ポワロの結論 35ポアロ種を明かす


〈登場人物〉

アリス・アッシャー夫人……第一の被害者。頭文字A。

フランツ・アッシャー……アリスの元夫でいまだに小遣いをせびりにくるろくでなし。

メリー・ドロワー……アリスに養育された姪。

ベティー・バーナード……第二の被害者。頭文字B。職業婦人であるがプレイガールだ。

ミーガン・バーナード……ベティーの真面目な姉。

ドナルド・ブレザー……ベティーの真面目な婚約者。事件解決後にミーガンといい感じになる。

カーマイケル・クラーク卿……第三の被害者。頭文字C。貴族にして大富豪である。

レディー・クラーク……クラーク卿の妻。

フランクリン・クラーク……クラーク卿の弟。

ソーラ・グレー……クラーク卿の秘書。レディー・クラークは夫とソーラの不倫を疑う。

ジョージ・アーストフィールド……第四の被害者。頭文字J。映画館で殺害される。

アレキサンダー・ボナパート・カスト……セールスマン。実は犯人に騙されて雇われたトリックスターだ。

マーベリー夫人とリリー・マベリー……カストの下宿屋女将とその娘。

トム……リリーの愛人。

エルキュール・ポワロ……探偵。

ヘイスティグズ……ポワロの友人にして助手。予備役大尉。

ジェームス・ハロルド・ジャップ……ポワロの友人にしてスコットランドヤードの警部。


〈コメント〉

 『ABC殺人事件』は、小学生のとき、友人からジュニア版をプレゼントされた。ただ、そのとき読んだときはあまりよく理解できず、DVDでスーシェ版ポワロシリーズを視聴し、数年前に小説版を読んでどうにか理解できた。五、六年前に記した紙ノートの読書メモがあったので、紛失する前に電子化しておくことにする。

          ノート201803114

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