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読書/東野圭吾『ガリレオの苦悩/ガリレオ』 ノート20180317
東野圭吾『ガリレオの苦悩』文藝春秋2008年
本作は、「落下る」「操縦る」「密室る」「指標す」「攪乱す」の全五章で、それぞれ独立した短編だ。ガリレオこと天才物理学者湯川をホームズ役に、草薙刑事をワトソン役にして捜査は進行する。なにぶんにも作家様がエンジニアあがりなので、今どきのちょっと優秀な学生ならこしらえてしまう殺人用レーザー装置なのだろうけれども、一介の読者である私からすればファンタジー兵器のようで、今一つ現実味を感じない。だが、巷では圧倒的な支持があるので、単に私が浦島太郎なだけなのだろうとも思う。
ノート20180317




