30/100
読書/東野圭吾『探偵ガリレオ/ガリレオ』 ノート20180318
東野圭吾『探偵ガリレオ』文藝春秋1998年
ガリレオこと天才物理学者・湯川学をホームズ役に、大学時代の友人・草薙刑事をワトソン役として、超常現象に似せた事件を科学的に解決していく。エンジニアあがりの作家様ならではのお話。ほとんどテレビを視ない私は、こういう著名な作品を全く知らず、ネット上のサークルの方から教えて頂いた。「燃える」「転写る」「壊死る」「爆ぜる」「離脱る」の短編五編からなり、最後の「離脱る」が印象深かった。
「離脱る」は、幽体離脱をするという特異体質を持った少年が、マンションで起こった女性殺害事件の一部始終を目撃したという手紙を警視庁の草薙のもとに送った。真偽のほどはと草薙が、大学勤務のガリレオのもとへやってくる。結論から言えば、偶然の所産で、少年の夢とは関係なく事件は行われ、少年の話とは別の犯人が捕らえらえる。
ノート20180317




