読書/デヴィッド・カウンター著 『心理捜査官ロンドン殺人ファイル』 ノート20141211
◆デヴィッド・カウンター著 『心理捜査官ロンドン殺人ファイル』 吉田和子訳 草思社 1996年
1986年ロンドンで24件の連続レイプ事件が発生。てがかりがつかめないまま、さらに2件が追加。捜査にいきづまったロンドン警視庁は著者に協力を要請。
事件ファイルによると犯人は日をおうごとに犯行場所を拡げ手口は残虐さを増す、被害者に接する態度の変化、犯行時間の変化などを分析。犯行には犯人の心理が影のように映し出されていることに気づく。
初めて手掛けた事件で犯人のプロファイルに成功し、いちはやく第一人者となった著者が、円仮説など、独自の理論にもとづく犯罪行動分析の手法を公開。被害者は、犯人にとってどんな役割をどう描いていたかを解読することで犯人像を映し出すという方法論により、捜査心理学の基礎をきずいた。連続殺人犯を追い詰める過程を劇的に描き1994年、ゴールドダガー賞に輝いた傑作ノンフィクション!
はじめに 3
第一部 問題
1 網をすり抜ける……12
2 プロファイリングとは? ……28
3 直感を磨く……68
第二部 展開
4 みえない行動をみる……96
5 心の地図を読む……120
6 犯人はひとりか? ……150
7 死体が教えてくれたこと……177
第三部 解決
8 なぜ犯罪者が生まれるのか……206
9 ゆがんだ心のなかへ ……240
10 思考も感情もなく ……259
11 犯罪者の影を王……284
訳者あとがき299
ノート20141211




