00:03:00~激震からの三分間~
警察署、
の中の取調室。
知的そうな男性に取り調べされていた。警察手帳いわく名前は「雨宮 徹」。多分「あまみや とおる」だ。
なぜあの公園にいたのですか。弁当を食べるため。
なぜあの公園を選んだのですか。近いから。
被害者の女性と面識は。ありません。
彼女をどう思いましたか。惚れそうでした。
ところでカツ丼食べますか。お願いします。
僕は親子丼で。別の頼むんですか。
と、貴重な取調室でのカツ丼を食べ終え(めちゃくちゃ美味しかった)、ついでに無実も確定した。
「一方的に質問してしまいましたが、三好さんから何か質問はありますか?」
三好ってのは俺の名前だ。三好 満。人は俺をスーパース(割愛)
っと、これはもしや一般市民の俺が名探偵になるルートか?
高ぶる気持ちを抑え、冷静になり、気になっていた質問をぶつけてみた。
「死因は何か」
「ナイフはいつ刺さったか」
「スぺツナズナイフで狙撃はできるか」
その答えは、確かに俺の脳を揺らした。
「死因は毒死。慢性型の様です。ナイフは死因ではありません。」
「死後数秒。ほんと、最近の医学はすごいですよ。」
「噂ですが、有効射程2kmのナイフ用のボウガンがあるとか。噂ですよ。」
雨宮さんに家まで送ってもらい、愛用のパソコン(もっぱらゲーム用だ)を立ち上げ、一つ、調べ物をした。
その一つの結果によれば、この事件の八割は解決する……!
ヤホー、ゴーグル、ベクトル、楽人市場、シティページ、ウィキペヂュィア。
ありとあらゆる検索エンジンを使い、その一つを追い求めた。
検索すること2分。
気になったサイトを開き終えるまでに10秒。遅ッ!
その中でサーフィンすること20秒。
目的の情報を印刷するのに30秒。
3分で全てを完結させた。
知ってるか?3秒ルール適応中に3秒過ぎた後に「3分ルール!」とかいうやついるが、間違いなく腹壊すからやめておけよ。
そして、その情報を手に、いきなりで申し訳ないが雨宮さんに連絡した。
気になったことがある、今から話せないか……と。
すると雨宮さんは何故か嬉しそうに「駅前のカフェ『フレンチコア』で待ってます。」と伝えてきた。
そして俺は知る由もなかった。
この事件は、奇跡的に「3」にかかわる時間の時に進展していることに。
続!……そりゃね。ええ。
次回、解決編!え、今回?長引かせ編……なっ!ロードローラーッ!?
次回の推理には違和感がある可能性がありますが目をつぶってください。