コータくん初の仕事
ここは、平和な三吉高校。
コータくんや世の中のために働きますよ部の人達が通っている学校。
入部して一日目。
※※※※※
授業が終わり皆さんは、部活動へ行く時間、コータくんは、部室がどこにあるか分からないため、一人教室に残っています。
すると一人の女性がコータくんの下へやってきました。
その女性は、今井ヨーコである。
「部室教えてやるから、付いて来い」
男言葉で話すヨーコちゃん、かわいいのに残念ですね。
コータくんは、黙ってヨーコちゃんに付いていきます。
さてさてどこに行くのかと思いきや、体育館裏ですね。
何をするんですかね?ふふっ。
「ここは体育館裏だよな? こんな所に部室なんてあるのかよ」
「黙って付いてきなさい」
ヨーコちゃんに黙ってついて行くコータくん。さっきもこんなシーンがありましたね。
そして裏に来て、少し歩くと、一つの綺麗な小屋が見えてきました。
早速中へ入って見ましょう。
中の大きさは、教室一つ分位の大きさ、二階建てになっております。
中は普通の家ですね、学校にこんな家を建てていいんですかね。中に入った、コータくんとヨーコちゃん。
「いらっしゃい、コータくんヨーコちゃん。待ってたよ」
リョーマくんはとアヤちゃんが待っていました。
「コータくんは、ここの事は知らないから、ヨーコちゃんに迎えに行かせたよ」
「俺に用事でもあるのか?」
コータくんは、不思議そうにリョーマくんを見ています。
「そうなんだよね、今日コータくんに来てもらったのは、他でもないよ。依頼が来たから、初めて仕事をしてもらおうと思ってね」
「仕事?」
仕事って何なんでしょうね。
危険なことかも知れませんね。例えば、薬物をピー、ウソですよ。
「そう、内容はねこの小包を校長に届けて欲しいんだよ」
「小包の中身って何だよ?」
「それは、僕の口からでは言えないね、それでも君が知りたいなら、校長本人から聞くといいよ」どうやら、何か訳ありの気がしますね。
コータくん危ない事件に巻き込まれなければいいんですけどね。
さぁ、今からコータくんの初仕事ですよ、校長室に行くだけですけどね。ほんの五分で校長室に着いたコータくん。
「失礼します」
ノックをして礼儀正しく入って行く。
「君は誰かな?」
「上地コータです、小包持ってきました」
「あー、あれかリョーマくんとこの新しく入った子だね、リョーマくんから聞いてるよ」
リョーマくん校長に人脈あるってどんな人何ですかね。
小包をしっかりと渡したコータくん、これで初仕事終了ですね。
「あのー校長、その中身って何ですか?」
「知りたいか?」
やっぱヤバいんですよ、コータくん踏み込んじゃダメ。
「知りたいです!」
コータクーン!!
「この事が校内に広まれば、学校は崩壊じゃぞ。それでもいいのか?」
「絶対に誰にも話しません!」
「よかろう、コータくんと言ったな、中を開けて見たまえ」
小包を渡されたコータくん、慎重に開けていきます。
中身はなんと!?
「フィギュア?ってフィギュア!?」
「そうだよ、フィギュアだよ。もういい年のおっさんがフィギュアだよ、その普通に買えないから、リョーマくんに頼んで、Amazonだよ。リョーマくんと君しか知らないから、言っちゃだめだよ」
校長がこんな趣味あるとは、思いもよりませんでしたね。
いい年のオッサンがフィギュアか、面白いですね。
「いや、誰にも言いませんよ。それと校長キャラ変わってますよ」
コータくんは、校長室を出て、部室へ帰って行きます。
場所は変わって部室。
「リョーマー!! お前分かっててこの仕事を俺にやらせたな!」
「いきなり怒鳴って入ってこないで下さいよ」
「これが怒鳴らずに要られるか!! 最初から、フィギュアって分かってて黙ってたのかよ!」
「そうだよ。だって言ったら君は行かないだろ」リョーマクくんは、どうやら分かっていてコータくんにこの仕事をさせたらしいですね。
「まぁ、今回の仕事とは、終わりですね。ご苦労様でした」
リョーマくんは、社長椅子に座りながら、言う。コータくんご機嫌斜めですね。
「そう言えば、ヨーコとアヤは、どこいったんだ?」「あー、あの2人ですか。あの2人でしたら、他の仕事をしていますよ」何の仕事かは、言わないリョーマくんでした。
少しリョーマくんとコータくんで話していると、ドアが開きます。
誰か帰ってきたらしいですね。
「たっだいま〜。頼まれた仕事終わったぜ」
どうやら男の方らしいですね。
「おっ、こいつが新人か。俺は三日月ジン、ジンでいいぜ。俺も二年だからな。これからよろしくな」
ジンと名乗る男性は、身長が高くスラッとしており、イケメンと言う奴ですね。
こんな人もこの部活何ですね。
「おかえりー、どうでしたか? しっかりと仕留める事は出来ましたか?」
一体何を仕留めたんですかね。
「楽勝だったぜ。一時間くらいで出来たぜ、そっからなかなか返しくれなくてな」
「そうでしたか、お疲れさまでした。今日はもう帰っていいですよ。あっコータくんも」
ジンくんは、部室を後に帰って行きました。
だがコータくんは、まだ帰る気配がありませんね。
「そう言えば聞きたいんだけど、この部活一体何人いるんだよ」
「えっとですね、10人くらいですかね」
リョーマくん、非常に曖昧ですね。
部長ならしっかりして欲しいところですよね。
「くらいってどういうことだよ?」
やっぱりそこに突っ込むんですね。
「それがだね、この部活にいるのは、10人何だけどね、人手が足りないと臨時で来てもらうからね、だから正確な人数が分からないって訳だよ」「へ〜、まだ会ったことない人いるんだな」
「そうだよ、みんな個性が強すぎるから大変だよ」
リョーマくん、他人ごとのように笑いながら、言っています。
「さっ、もう聞くことは、無いなら帰った帰った」
追い返されるように、帰って行く、コータくん出合った。
「ふぅ、コータくんは、まだこの部活の怖さを知らない。がんばってよ」
どうやら何か訳ありですね。
さて今回のお話はおしまい、おしまい。